
次期モデルの噂を考えると現行車で味わえない魅力も
クルマはモデルチェンジすれば性能が向上する機械モノだけに、狙っているクルマがあるなら基本的にはフルモデルチェンジやマイナーチェンジを待ちたいものである。しかし、中には「クルマのコンセプトが大きく変わってしまいそう」、「ボディサイズが大きくなってしまう可能性が高い」、「そのクルマ自体がなくなってしまう」というケースもあり、「現行モデルの方がよかった」、「現行モデルを買っておく価値は大きい」という場合もある。
そこで「今のうちに新車で買っておきたいクルマ」を次期モデルの憶測も含めながら、2回に分けて挙げてみよう。
1)三菱アウトランダーPHEV
アウトランダーPHEVは登場から5年以上が経つが、プラグインハイブリッドとSUVの魅力を高次元でバランスさせた素晴らしいモデルである。
2)スバルWRX STI
2リッターターボ+4WDというパワートレインを持つWRX STIは現行モデルの登場から4年が経ち、今になると古典的ではあるものの、そのキャラクターも魅力的ではある。WRXSTIも東京オートサロンに次期モデルを示唆するコンセプトカーが出ているのを見ると、この先2年くらいでフルモデルチェンジされると思われる。
3)BMW1シリーズ
現行モデルで2代目となるBMW1シリーズは、1シリーズが属するヨーロッパでいうCセグメントでは唯一のFR車であり、BMWのブランド力も含めるとクラス1のプレミアム性を持つともいえる。
4)ボルボV40
BMW1シリーズと同クラスの属するV40は、定評ある安全性能の高さだけでなく運転する楽しさや明るい雰囲気を持つ華のある内外装などを理由に人気車となり、ここ数年のボルボ躍進の起爆剤となった。現行V40も登場から5年が経ちモデル末期に入り、次期V40が使うプラットホームを先行採用したXC40もすでに登場している。