じつは普通に足グルマとして使える車種ばかり
現在、新車で販売されている車種のなかでも、意外とユーザーを選びそうなややマニアックな車種というものが存在する。なかなか日常使用のアシとしてチョイスするのには勇気がいる車種かもしれないが、思い切って乗ってみるとじつは便利な車種というものも。そこで今回はちょっとマニアックながらじつは便利な車種をご紹介しよう。
1)スズキ・ジムニー
先日、20年ぶりのフルモデルチェンジで4世代目となったジムニー。軽自動車ながら、本格的なクロスカントリーSUV車と同じく、ラダーフレームや3リンクリジッドアクスル式サスペンション、副変速機付きパートタイム4WDなどを備えており、その高い走破性はマニアのみならずプロの道具としても高い評価を受けている。
そんなジムニーだが、新型になってよりオンロードの乗り心地もアップして、日常的なアシとして使うことも充分にできるようになった。また、その高い走破性は降雪時はもちろん、昨今の異常気象によって道路が寸断されてしまうような状況でも活躍してくれそうだ。
2)トヨタ・ハイラックス
日本では絶滅してしまったピックアップトラックだが、昨年からトヨタが再びハイラックスを日本市場に投入し、一時は納期が1年近くになるほどのスマッシュヒットを記録している(現在は出荷まで3~4カ月)。どちらかというと働くクルマというイメージが強いピックアップトラックだが、こちらもじつは使い勝手の良い1台だ。
ハイラックスは大人5人がしっかり乗れるキャビンがありながら、ガンガン積める荷台を兼ね備えているため、アウトドアアクティビティを楽しむユーザーを中心に高い支持を集めているのだ。また、搭載されるディーゼルエンジンはハイエースと同型ながら、トルクは大幅に高い400N・mを発生。フル乗車・フル積載でもグイグイ走ってくれる点も魅力のひとつだろう。
3)ダイハツ・ハイゼットデッキバン
ハイラックスは気になるけど、5メートルオーバーの全長は駐車場に入らない! という人には、軽自動車のハイゼットデッキバンがオススメだ。軽自動車枠に収めるために全長は3395mmとグッとコンパクトになっているが、基本的なレイアウトはハイラックスと同じとなる(軽自動車のため4人乗りだが)。
一方、ハイゼットデッキバンはリヤドアがスライドドアとなるので、狭い駐車場での乗り降りなどについてはハイラックスよりも使い勝手は上。また、ハイラックスには設定のない5速マニュアルも用意されるので、マニュアル好きにもオススメできる。ただ、エンジンが自然吸気しか用意されないため、フル乗車・フル積載だとややアンダーパワーとなるのが唯一の欠点だろうか。