機能性とデザイン性を融合したウェッズスポーツTC105X
スーパー耐久シリーズやスーパーGTをはじめとするモータースポーツに長年参戦しているホイールメーカー「ウェッズ」が、そのレース活動で培った技術を投入した『ウェッズスポーツTCシリーズ』の最新モデル『TC105X』をリリース。高い機能性と軽量を両立し、デザイン性も高められている。
最新『ウェッズスポーツTC105X』の改良ポイントを具体的に紹介しよう。
まず車両取り付け面の口径を拡大し、センター部の剛性をアップ。それにより安定したコーナリング性能を獲得した。
そのほか、スポークの側面や裏側、ホイールのセンターパートなど強度に影響を与えないエリアを中心にサイドカットを行ない軽量化に成功(写真矢印部)。
さらにN‒FLAMEと名付けられたデザインを採用し、サイドカットを施していないスポークにあえてN形状の段差を設けることで剛性を向上させている(上のスポーク部)。また、AMF(スピニング製法)によってつなぎ目のないシームレスチューブ(リム)によって、高い精度で一般的な鋳造アルミより組織の密度を高められ高強度な成形を実現。さらに大径ブレーキローターに対応するためリムプロファイルを円錐形状に変更している。サーキットでスポーツ走行をするためにブレーキの容量を高めているユーザーを満足させるスペックとなっているわけだ。
このような機能性と軽量化の両立は、スーパー耐久やスーパーGTといった日本を代表するモータースポーツに参戦したからこそ蓄積されてきた技術。まさに、レースが育てたホイールと表現しても過言ではない。
デザイン面での大きなトピックとしては、レーシーなイメージの新色EJ‒TITANカラーに注目だ。ブリリアントディープコーティングという従来品約50mmに対し、TC105Xでは約16mmと業界最薄膜タイプの「蒸着アルミ」を採用し、アルミ同士が重なった時の段差が減り、より平滑な金属膜として見えるようになっている。
これによって、見る角度によって色味が変化し、高い光沢感と金属感を表現。光の乱反射を抑制する効果も期待できる。さらに、シリカ処理を施しているため耐薬品性が向上。
ホイールセンターに向かって深く落とし込んだコンケイブデザインと相まって、高級感のある輝きと質感を実現している。
サーキットユースがメインのため、サイズラインアップは17×8.0J〜18×11.0J。走り好きには嬉しい設定である。
【詳しくはこちら】
ウェッズ
TEL03-5753-8201
http://wedssport.jp/