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ホンダセンシングを全タイプに標準装備! ドライバー思いの商用車「ホンダN-VAN」が登場

ホンダセンシングを全タイプに標準装備! ドライバー思いの商用車「ホンダN-VAN」が登場

さまざまな職種の現場の声を反映した意欲作

ティザーサイトの公開から約1カ月、ついにホンダの新型軽バン「N-VAN(エヌバン)」が7月12日に発表された。価格は税込み126万7920円から。気になる車両の詳細をお届けしよう。

現在、爆発的に売れている同社の軽自動車「N-BOX」をベースに広い積載スペースを確保。ホンダ独創のセンタータンクレイアウトの採用により荷室を低床化し、例えば植木のような高さのある荷物も載せることができる。軽バン初となるセンターピラーレスを採用したことで、リヤからだけではなく、横からも苦労することなく積載することができるため、さまざまなシーンで効率よく作業ができる。

長距離移動した際の快適性を向上させて疲労を最小限にするため、ドライバーズシートは腰へのサポート強化と乗用車同等サイズのシートフレームを採用し、ドライバーの負担軽減に貢献。また、積載負荷によるパワー不足を軽減するため、N-BOXと同じエンジンをベースに、低速から高トルクを発生させている。同時に、クラストップレベルの低燃費も両立させた。組み合わせるトランスミッションは、CVTか6速MTを選択することが可能だ。


そして、嬉しいのがホンダの軽バン初となる先進安全運転支援システム「ホンダ センシング」を全タイプに標準装備したことだ。主な機能は、

・衝突軽減ブレーキ
・誤発進抑制機能(6速MT車には非装備)
・歩行者事故低減ステアリング(6速MT車には非装備)
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・路外逸脱抑制機能
・アダプティブ クルーズ コントロール
・車線維持支援システム(6速MT車には非装備)
・後方誤発進抑制機能(6速MT車には非装備/G.Lを除く)
・オートハイビーム(6速MT車には非装備/G.Lを除く)

この8つの機能が加わっている。ちなみに、NAエンジン車はレス仕様も選択は可能だ。

発表会ではフリーアナウンサーの進藤昌子さん、本田技研工業執行役員の鈴木麻子さん、N-VAN開発責任者の古館 茂さんによるトークショーも行われた。

進藤さんが「働く人のためのクルマを開発した理由とは?」と尋ねると二人は、

鈴木さん「Nシリーズはシリーズ合計200万台を突破してご好評いただいております。第二世代のN-BOXは、N For Lifeをスローガンにしてきました。今回、商用車として新たにN For WORKを掲げました。ワークというのはライフの中に非常に重要な位置を占めています。生活のみならず仕事でも使えるNシリーズにしたかったんです」とコメント。

古館「私は初代N-BOXの開発も携わっていました。このクルマが出ると聞いたとき、正直戸惑いもありましたがチャレンジしようということで、N-BOXのフルモデルチェンジから開発はスタートしました。乗用車であれば日常乗ることは多々ありますが、商用車は仕事で乗ることが滅多にないためわからないことが多く、いろいろな人の声を聞きました」

「宅配、設備関係、移動販売といった方々から現場の声を聞き、実車に反映しました。その声の多くは貨物車なので、荷物をとにかく積みたい。商用車ということで、シートが薄く疲れてしまう。また騒音など、もう少し静かにしてほしいという声が多かったですね。荷物だけではなく、働く人へも配慮したクルマにできたと思っています」と語った。

軽自動車販売ランキング1位のN-BOXシリーズに、初めて商用車の「VAN」が加わり、ますますNシリーズの人気に拍車をかけそうだ。

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