クリーニング後には7度も温度が下がった!
今回、ロードスターでエアコンガスクリーニングを試してみたところ、真空引きで回収できたガスの量は、規定量の約半分。つまり冷媒ガスの半分が抜けていて、半分しか入っていなかったということ。これでは冷えるわけがない……。クリーニング前とクリーニング後に吹き出し口の温度を計ってみたところ、7度も温度が下がって、冷気は完全復活!
劣化したコンプレッサーオイルも新しいものに入れ替えるので密閉性が増し、フリクションも減ってノイズが軽減というメリットも。まだそれほどメジャーなサービスではないかもしれないが、価格が手ごろで(7000円〜1万円)かなり効果が期待できるので、けっこうオススメだ。
最近は、ホンダやトヨタ、スバルなどのディーラーなどで、エアコンガスクリーニングのメニューを設けているところも多く、大手量販店でもよく見かける。しかし、
・コンプレッサーが動いていない
・急に効きが弱くなった
・風量が弱い
といった症状は、冷媒ガスではなく、エアコンシステムそのもののトラブルが考えられるので、電装屋での点検が必要。しかし、コンプレッサーも動いていて一応冷気が出るが効きが弱い、最近冷え具合が悪い気がするといった人は、夏休み前にエアコンガスクリーニングを試してみたらいかがだろうか。
※基本的に冷媒ガスがHFC-134aのクルマに対応
※写真のロードスターは、エアコンシステムをR12からR134aに変換する「レトロフィット」実施済み