SUVの機能性を追求し正常進化を果たした
先代フォレスターは、SUVとしての機能を形にしたスタイリングで人気を博した。新型はそのSUVらしい躍動感や力強さをさらに強調したデザインに進化。フロントグリルからヘッドライトまわりの立体的な造形や厚みのあるバンパー、キックアップを強めたボディサイドのショルダーラインにより、活動的な印象を与えつつ、車格感も1ランクアップしている。
ボディサイズは先代フォレスターに対してわずかに大きくなったが、その拡大分のほとんどを室内スペースに充て、前席だけでなく後席の居住性を高めている。パッケージングの面でも進化しているのだ。
ボディサイズは、先代モデルに比べて全長が+15mm、全幅が+20mmとわずかに大きくなり、全高はほぼ同じ(ルーフレール装着車同士では−5mm)。ホイールベースは30mm拡大されたが、最小回転半径は5.4mと最小限の拡大に抑え、SUVとしては優れた小まわり性を確保した。サイドクラッディングとフェンダーアーチがSUVテイストを強調している。
先代フォレスターでは特別仕様車だった「Xブレイク」が標準グレードに昇格。内外装各部にオレンジのアクセントカラーを配した専用仕様となる。
ホイールはグレードごとに専用タイプを設定。アドバンスとプレミアムが18インチ、ツーリングとXブレイクが17インチとなる。タイヤはXブレイクのみオールシーズンタイヤで、そのほかのグレードではサマータイヤを装着する。
ルーフスポイラーはXブレイクではピアノブラック、そのほかではボディ同色+マットブラックとなる。エンブレムの下側にはリヤビューカメラを装備。ルーフレールはXブレイクに標準装備で、そのほかではオプションとなる。レッドオレンジのロープホールはXブレイクのみ装備。ロープ脱着の操作性を重視した形状となっている。