海外の有名映画で「重要な役割を果たした」国産6メーカーのクルマたち!

有名な2000GT以外にインプレッサやスタリオンなども

 カーアクション映画だけでなく、恋愛映画からSF、コメディ映画まで、映画の中でクルマが果たしている役割はけっこう大きい。誰にでも、俳優とBGMとセットで、インパクトのある登場シーンが忘れられない一台があるのでは? そんな映画の世界で活躍した代表的な国産車をピックアップしてみよう。映画で活躍したクルマ

●トヨタ編

 トヨタ車でいえば、なんといってもトヨタ2000GT。日本が舞台となった「007は二度死ぬ」で、ボンドカーとして活躍。オープンカー仕様の2000GTは、映画のために2台だけコーチビルドされた特別仕様。富士スピードウェイの敷地内でも映画のロケが行われた。

 撮影に使われた2000GTは、トヨタ博物館に所蔵されている。

「ワイルドスピード」に登場した80スープラも主役級の活躍をした一台。邦画では、バブル時代に大ヒットした「私をスキーに連れてって」のセリカGT-FOUR(ST165)の雪上爆走シーンも有名。

●日産編

 日産車だと、「ワイルドスピードX2」のスカイラインGT-R(R34)。ワイルドスピードシリーズには、フェアレディZ(Z32、Z33)も登場しているが、基本的に国内専用モデルで北米には輸出されなかったGT-Rが、ハリウッド映画で見せ場を作り、世界の注目を集めた影響は大きい。ハコスカやR35GT-R、S15シルビアも、ワイルドスピードの“出演車”だ。

●マツダ編

 マツダも、「ワイルドスピード」の主人公ドミニクがドライブしたRX-7(FD3S)が有名。「X-MEN2」には、サイクロップスの愛車として、RX-8も採用されている。もうひとつ、ピクサーのアニメ映画「カーズ」にも、擬人化された日本の女子アナウンサーとして、AZ-1が映っているし、ユーノス・ロードスター(NA)風の双子の姉妹(?)も!

●ホンダ編

 ホンダは、タラティーノ監督の出世作、「パルプ・フィクション」に登場した初代NSXともう一台、2代目シビック=「スーパー・シビック」が重要な役どころとして登場。「ワイルドスピード」にはインテグラやシビック、S2000の姿も。

●スバル編

 スバルだと、「ベイビードライバー」のインプレッサWRX(2代目)。派手なカーアクションシーンを撮影するため、FR仕様のインプレッサに改造し、ドリフトシーンが見物だった。

●三菱編

「ワイルドスピード」のランエボなども有名だが、三菱だったら、やっぱり「キャノンボール2」のスタリオンで決まり!! 劇中では、ジャッキー・チェンとリチャード・キールのコンビがドライブし、コンピュー
タを武器にしたハイテク満載のクルマとして登場していた。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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