ドライバーの状態を顔認識で判断する最新技術を投入
5代目となるスバルの人気SUV「フォレスター」が6月20日に東京・品川で発表された。新型フォレスターは、2018年3月に開催されたアメリカ・ニューヨークショーで初披露。その後、5月から先行予約が始まっており、6月18日までの予約台数は4119台に達しているという。グレード別では、フォレスターから投入される新技術「ドライバーモニタリングシステム」とハイブリッドシステムの「e-BOXER」を採用した「advance」が全体の約4割を占めている。なお、発売は7月19日(木)となる。
新型フォレスターは、スバルが最量販車種と位置づけているだけあって、最先端技術を投入。まず注目したいのが、スバル初の乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」だ。ダッシュボード中央にあるマルチファッションディスプレイのバイザーにカメラを設置。クルマに乗り込むと車内のカメラがドライバーの顔を認識し、走行中に運転手が疲労による居眠りや脇見運転をするとシステムが検知。メーター内の警告表示や警告音によって、ドライバーへ注意喚起するというもの。さらにシートポジションやドアミラー角度、空調設定などを最大5名まで登録でき、乗る人によってベストなポジションをすぐに呼び出すことが可能。
また、2リッター水平対向エンジンと電動技術を組み合わせた「e-BOXER」は、フォレスター初のハイブリッド仕様。リチウムイオンバッテリーを採用し、SI-DRIVE(ドライブアシストシステム)の制御も変更。モーターのアシストもあり、ガソリンモデルよりも力強い加速とX-MODE(悪路などでタイヤが空転するときに適切な制御をするシステム)による高い走破性を両立させている。
もちろん、渋滞時でも先行車に追従するアイサイトツーリングアシストや、スバルグローバルプラットフォームも採用する新型フォレスター。注目の走りなどは、今後試乗記をお届けする予定だ。