締め切られた場所で作業していないボディコートはすすめられない
つまり自動車メーカーは「ゴミやブツ」と呼ばれる異物が入らないよう、クリーンルームで塗装を行っている。なのにホコリのまっているオープンスペースで塗装の表面にガラスの膜を作る作業をしていること自体、間違っているという。締め切られたスペースで作業していないボディコートは基本的にすすめられないとのこと。
また、安直な作業も多いらしい。「新車は塗装がきれいなので」とばかり、表面の油脂類落とし、コーティング剤を塗って乾かすだけで8万円という話を聞くと「う〜ん」。しかも1台あたり1万円くらいの外注というケースが珍しくない。こういった状況はボディコーティング業者なら皆さん知っていることだという。
ディーラーにとってボディコートは大きな収益源になっている。確かに8万円取って7万円利益上がれば有り難い。はたまた、自社で作業しているディーラーも、8万円取って2時間くらいで仕上げるというから、これまた効率からすれば一般整備よりはるかに魅力的なことだろう。作業レベルも塗りムラなど当たり前だという。
ちなみにポリッシュファクトリーはディーラーの最上級コースと同等の予算ながら、依頼があったクルマの塗装の厚みをすべて計測。新車であってもデザインを活かす磨き込みを行い、オリジナルの塗装よりはるかに美しい色つやを出し、その上で強固なガラスコートを。作業は一週間。普通の条件なら10年以上水洗いだけでピカピカになるから凄い!
以上。ボディコーティングは非常に効果的ながら、コストパフォーマンスに大きなバラ付きがある。ディーラーにオーダーするなら、作業環境や作業時間など十分に確認することをすすめたい。新車を買うときは太っ腹になりがち。同じお金を出すならネットなどで評価を調べ、納得の行く磨き屋さんにお願いすべきだと思う。
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