新車ディーラーですすめられるボディコートに潜む罠! 同じ金額でも中身がピンキリなワケ (1/2ページ)

新車だからと作業の手を抜かれていることも……

 最近、新車を買うと基本的に「ボディコーティングはどうしますか?」と聞かれる。曰く「水垢など付着しにくくなるため洗車が楽になります」。実際、キッチリ施工したガラスコートであれば、屋外駐車場だったとしても5年以上効能をキープ。私のクルマはガラスコートしてあるため、文字通り水洗いだけでピカピカだ。

 基本的に推奨するのだけれど、問題は施行のテクニックとコストだと思う。たとえば某ホンダ系ディーラーでクルマを買った場合、フィットであれば13万5000円のメニューや、7年間保証の34万200円のメニューがあるといった具合。はたまた5年保証で8万円程度のタイプも。

 某トヨタ系ディーラーではホンダよりお手頃価格のメニューもある。プリウスであれば5万4600円のメニューと、15万円のメニューになる。ほかのメーカーもディーラーごとにメニューを準備しており、営業担当に聞いてみたら「おすすめすると、ほとんどのお客さまがオーダーされます」。ボディコーティングは行うべきなのだろうか。

「餅は餅屋」とばかり、日本で3本指に入る磨き屋さんとして知られる『ポリッシュファクトリー』の及川代表に聞いてみた。開口一番「ディーラーのボディコーティングはピンキリです」。状況を聞くと驚くばかり。「そもそも自動車メーカーの塗装ラインはクリーンルームで行われます。なのに屋外でコーティングしていることもあります」。

※写真はイメージです


新着情報