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名車と呼ばれるクルマは数多くあるが、その多くが生産を終了してから再び価値を見出された車種も少なくない。例えばAE86などは当時から人気があったものの、フルモデルチェンジをしてレビン/トレノがFFになってからさらに評価の上がった車種と言えるだろう。今回はそんなクルマを紹介したい。
1)マツダRX-8
マツダの代名詞でもあるロータリーエンジン。残念ながら現在の新車ラインアップには存在しないが、復活を待望している人も少なくないだろう。しかし、今後ロータリーエンジンが復活したとしてもキャラクター的にRX-8のような4ドアモデルは出ないのではないだろうか。そうなるとファミリーカーとして家族を説得(だます?)人にとってRX-8は魅力的な選択肢に映るはずだ。
2)ホンダS2000
こちらも復活の噂が出ては消え、出ては消えとなっているS2000。もし、今後同じようなコンセプトの車両をホンダが出すとしても、排ガスの問題もあってNAで9000回転を許容するような超高回転型のユニットが搭載される可能性は低い。これはすでにシビックタイプRがターボ化されたことでも明らかだ。そうなると、2リッターのF20Cエンジンを搭載したS2000はとくに再評価されるだろう。
3)ホンダ・シビックタイプR(初代)
先ほどのS2000の項でも話したが、NA超高回転型のエンジンは今後登場する可能性は高くない。そして現在のシビックタイプRは間違いなく速さはアップしているものの、テンロクのVTECエンジンをブン回して楽しむというキャラクターではなくなってしまった。もはやそんな時代ではないと言われてしまえばそれまでだが、軽量ボディに高回転型エンジンの組み合わせは捨てがたいものだ。
4)トヨタ・センチュリー(2代目)
まもなく3代目の登場が控えているトヨタ、いや日本が誇るショーファードリブンがトヨタのセンチュリーだろう。3代目はレクサスLSで熟成されたハイブリッドシステムを搭載したモデルになると噂されているが、裏を返せばそれまでセンチュリー専用となっていた日本で唯一のV12型エンジンがなくなることを意味している。出力的には同等とはいえ、やはりV12という特別感は何にも代えがたいポイントではないだろうか。
5)ダイハツ・コペン(初代)
コストが要求される軽自動車にもかかわらず、電動のアクティブトップを持つコペン(初代はディタッチャブルトップもあり)。2014年に登場した2代目モデルも「コペンファクトリー」という専用生産ラインで作られる特別なモデルだが、初代モデルは4気筒エンジンを搭載していた点でよりスペシャルなモデルだった。他社を含め4気筒エンジンの軽自動車は絶滅してしまっているので、こちらも再評価されるべき車種だろう。