初心者ならずともぜひ憶えてほしいハザードランプの賢い使い方3選 (2/2ページ)

日本ではOKでも欧米では違反になることも!

 その他、グレーゾーン的なのが、いわゆるサンキューハザードと、路肩に停車するときハザード。サンキューハザードは、合流や車線変更時に、進路を譲ってくれたドライバーに対して「ありがとう」の意味で2、3回ハザードランプを点滅させるもの。

 前記の通り欧米ではアウトだが、日本ではわりとメジャーになってきているので、ローカルルールとして通用しているといっていい(クラクションを使用してのお礼の合図は、厳密にいうと道交法違反)。個人的には、片手を上げたり会釈をするほうが、正統派というか、好感が持てる。

 路肩に停車するときのハザードも、ルール的には微妙だが、左ウインカーだと止まるのか、左折するのかわかりづらいし、ハザードなしで徐行→停車されると、追い抜いていいのか? 停車する際は、ハザードを出して意思表示した方が、まわりは助かる。というわけで、安全かつ円滑な交通環境の構築に役立つのなら、コミュニケーションツールのひとつとして、ハザードランプも上手に活用した方が望ましい。

 一方でハザードランプを消し忘れて、発進してしまうクルマもときどき見かけるので、要注意(周囲のクルマからは、どちらに進みたいのかがわからなくなる)。また駐車時にハザードランプを消し忘れてクルマを離れると、バッテリー上がりの原因にもなる。

 ハザードランプのオン・オフは、手動が基本なので、使ったあとは必ず消すことを忘れずに。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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