日本ではOKでも欧米では違反になることも!
その他、グレーゾーン的なのが、いわゆるサンキューハザードと、路肩に停車するときハザード。サンキューハザードは、合流や車線変更時に、進路を譲ってくれたドライバーに対して「ありがとう」の意味で2、3回ハザードランプを点滅させるもの。
前記の通り欧米ではアウトだが、日本ではわりとメジャーになってきているので、ローカルルールとして通用しているといっていい(クラクションを使用してのお礼の合図は、厳密にいうと道交法違反)。個人的には、片手を上げたり会釈をするほうが、正統派というか、好感が持てる。
路肩に停車するときのハザードも、ルール的には微妙だが、左ウインカーだと止まるのか、左折するのかわかりづらいし、ハザードなしで徐行→停車されると、追い抜いていいのか? 停車する際は、ハザードを出して意思表示した方が、まわりは助かる。というわけで、安全かつ円滑な交通環境の構築に役立つのなら、コミュニケーションツールのひとつとして、ハザードランプも上手に活用した方が望ましい。
一方でハザードランプを消し忘れて、発進してしまうクルマもときどき見かけるので、要注意(周囲のクルマからは、どちらに進みたいのかがわからなくなる)。また駐車時にハザードランプを消し忘れてクルマを離れると、バッテリー上がりの原因にもなる。
ハザードランプのオン・オフは、手動が基本なので、使ったあとは必ず消すことを忘れずに。