同じ距離を走っても差が出る! タイヤを長持ちさせる7つの方法 (2/2ページ)

オイル交換時にローテーションしておくと安心

4)定期的にローテーションを行う

 タイヤは駆動輪ほど負担が大きく摩耗が進む。FFならフロントタイヤ、FRならリヤタイヤが先に減る傾向があるので、5000~1万kmごとにローテーションを行って、摩耗を均一化することで、タイヤの寿命が伸ばせるのでオススメ。オイル交換と同じタイミングでやるのがベストだろう。

5)洗車時は水洗いオンリー

 汚れたタイヤを洗うときは、水洗いだけにしておこう。タイヤには、ゴムのひび割れを防ぐ老化防止剤が含まれているが、洗剤やタイヤ用のワックス、艶出し剤を使うと、その老化防止剤まで流れ落としてしまう可能性があるので、タイヤの汚れは、水とブラシだけで落とすようにしよう。

6)保管場所の工夫

 ゴム製品のタイヤは、直射日光やオゾンが苦手。駐車スペースはできるだけ、直射日光のあたるところを避け、可能であれば森や林から離れた場所に止めた方がオゾンの影響を受けにくい。

7)偏摩耗の兆候やハンドルのセンターのずれ(ステアリングオフセンター)を見過ごさない

 タイヤが片べりしていたり、ハンドルのセンターがずれている場合は、アライメントが狂っている可能性があるので、足まわりの専門店でアライメント調整をしてもらおう。アライメントがずれたままだと、偏摩耗が進み、結果としてタイヤの寿命を短くしてしまうので、放置しておかないことが肝要だ。

 また縁石などにタイヤの側面を当てると、アライメントが狂う原因にもなるし、なによりサイドウォールを傷めるので、極力避けるように気をつけよう。最後に適度にクルマに乗ることも重要。長期間動かさないタイヤは、接地面だけ平らに変形していくので、距離が伸びなければ劣化しないというものでもない。定期的にドライブするのが、タイヤにとってもクルマにとっても一番の健康法だということも覚えておこう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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