中国の基準で約340km走行可能!
4月25日から北京国際展覧中心(北京インターナショナル・エキシビション・センター)でスタートした、2018年北京モーターショー(2018第15回北京国際汽車展覧会)において、日産自動車が「シルフィ ゼロ・エミッション」を世界初公開した。
日産自動車としては、これまで、中国においての合弁会社である東風汽車有限公司からヴェヌーシアe30(リーフベースのEV)を販売していたが、このシルフィ ゼロ・エミッションは、日産ブランドとして中国で販売する初の電気自動車となる。
中国国内では、いまだにハッチバック需要よりもセダンのニーズが高いことから、このセダンボディのシルフィが採用されたようである。リーフと同じプラットフォームをベースとし、リーフのコア技術を継承。
航続距離は中国の基準(NEDC基準を参考としたSMVICの結果に基づくとしている)で338kmを達成。バッテリーは中国内での生産だが、現在日産リーフで採用されているのと同じ40kWhとなっているようだ。フロント部に設けられた充電口は日本のリーフと同じ急速と普通の2種類の充電コネクタを用意しているが、中国規格のものとなる。
車線逸脱警報(LDW)、インテリジェント エマージェンシーブレーキ、後退時車両検知警報(RCTA)、後側方車両検知警報(BSW)といった「ニッサン インテリジェント モビリティ」技術を多数搭載し安全装備面も充実している。
このシルフィは、日産が中国で展開する電動化戦略の一つであり、今後5年間で、日産、ヴェヌーシア、インフィニティ、東風の各ブランドから20車種の投入を計画している電気自動車の1台となる。シルフィ ゼロ・エミッションは2018年後半に発売予定ということだ。