この記事をまとめると
◼︎ワイパーには意外にも多くの機能がある
◼︎スピードの調整もできるほか、ウォッシャー機能を使えば汚れも落とせる
◼︎100年近くワイパーの構造は変わっていない
1度だけ作動させるMISTや間欠の時間を変更するダイヤルなども
本格的な梅雨はまだ先だが、筍が生え始めるこの時期に降り続く長雨のことを指す「筍梅雨」という言葉もあるので、今回はワイパーの使い方についておさらいを。国産車の場合、通常、ハンドルの左側にあるレバーがワイパーのスイッチになっている。そのワイパーのスイッチは、四段階の使い方が選べるようになっているのが一般的。
1 )「INT」
OFFの状態から、ワイパーのレバーを1つ下げると、「INT」。「INT」は「Intermittent」の略で、いわゆる間欠ワイパーのこと。小雨などで絶え間なくワイパーが動くとかえってうっとうしいようなときは、間隔を開けてゆっくり作動してくれるこの「INT」が重宝する。ワイパーのレバーにダイヤルが付いていて、この間欠ワイパーの作動間隔を調整できるクルマも多いので、雨量に応じて微調整すると、ストレスが軽減するのでオススメ。
2)「LO」
「INT」の位置からもう一段レバーを下げると「LO」。「LO」はゆっくり、かつ連続でワイパーが動く。だいたい1分間に45回前後動くのが標準。小雨以上・大雨未満の雨なら「LO」。もっとも使用頻度が高いはず。「LO」でワイパーを動かすようなときは、昼間でもできるだけヘッドライトをつけて、被視認性を高めるようにしよう。