1度も使ったことのない人も多数! 改めて確認するとじつは便利なワイパーの機能 (1/2ページ)

この記事をまとめると

◼︎ワイパーには意外にも多くの機能がある

◼︎スピードの調整もできるほか、ウォッシャー機能を使えば汚れも落とせる

◼︎100年近くワイパーの構造は変わっていない

1度だけ作動させるMISTや間欠の時間を変更するダイヤルなども

 本格的な梅雨はまだ先だが、筍が生え始めるこの時期に降り続く長雨のことを指す「筍梅雨」という言葉もあるので、今回はワイパーの使い方についておさらいを。国産車の場合、通常、ハンドルの左側にあるレバーがワイパーのスイッチになっている。そのワイパーのスイッチは、四段階の使い方が選べるようになっているのが一般的。

1 )「INT」

 OFFの状態から、ワイパーのレバーを1つ下げると、「INT」。「INT」は「Intermittent」の略で、いわゆる間欠ワイパーのこと。小雨などで絶え間なくワイパーが動くとかえってうっとうしいようなときは、間隔を開けてゆっくり作動してくれるこの「INT」が重宝する。ワイパーのレバーにダイヤルが付いていて、この間欠ワイパーの作動間隔を調整できるクルマも多いので、雨量に応じて微調整すると、ストレスが軽減するのでオススメ。

2)「LO」

「INT」の位置からもう一段レバーを下げると「LO」。「LO」はゆっくり、かつ連続でワイパーが動く。だいたい1分間に45回前後動くのが標準。小雨以上・大雨未満の雨なら「LO」。もっとも使用頻度が高いはず。「LO」でワイパーを動かすようなときは、昼間でもできるだけヘッドライトをつけて、被視認性を高めるようにしよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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