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初代リーフ登場から7年以上! 日産以外の国産メーカーがEVを本格量産化しない理由とは (2/2ページ)

初代リーフ登場から7年以上! 日産以外の国産メーカーがEVを本格量産化しない理由とは

ハイブリッドとは違う技術革新を狙い日産だけがEV戦略をとった

 日本でEV(電気自動車)と言えば、日産。そんなイメージがすっかり定着している。ほかの日系自動車メーカーはいまだに大量生産型のEVを発売していない。

 たとえばトヨタは数年前、iQをベースとしたeQの量産化を凍結してからは、EV専用車ではなくEVモードが充実したプラグインハイブリッド車へ開発戦略をシフトした。

 ホンダはフィットEVやクラリティーのEVバージョンがあるが、これらは米カリフォルニア州のZEV法(ゼロ・エミッション・ヴィークル規制法)への対応策に過ぎず、日産リーフのような大量生産を念頭に置いていない。

 リーフと同じ2010年にi-MiEVの量産を始めた三菱は、日産との経営統合で電動化戦略は日産主導型へとシフトしており、三菱自工によるモーターやリチウムイオン二次電池の独自開発は事実上、凍結されている状況だ。

 また2017年には、トヨタが主導してマツダ、スズキ、スバルなどトヨタと資本提携や技術提携をしている各社が共同でEVを開発する企業「EV C.A.スピリット」が設立されたが、量産が開始されるのは2020年代に入ってからになるだろう。このように、日系自動車メーカー各社でのEVシフトはまだまだ先になりそうだ。

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