日野が自社開発した唯一の乗用車もRRだった!
リヤエンジン・リヤドライブと言えば、スポーツカーの王道であるポルシェ911が思い浮かぶ。リヤのオーバーハングにエンジンを搭載することで駆動輪にトラクションをかけやすくなるため、抜群のスタートダッシュを決めることができるというメリットを最大に生かした名車であることは言うまでもないだろう。しかし、RRレイアウトを採用したのはなにもポルシェだけではない。今回はそんなポルシェ以外のRR車をご紹介したい。
1)スバル・サンバー
1961年の登場以来、一貫してリヤエンジンレイアウトを貫き通した商用車であるスバル・サンバー。残念ながら現行モデルはダイハツ・ハイゼットのOEM車となってしまったが、スバルオリジナルのサンバーは2012年まで販売が続けられていた。
2)日野コンテッサ
日野自動車が唯一、自社開発した乗用車としても知られるコンテッサ。日野は1953年からルノーの4CVをライセンス生産しており(通称:日野ルノー)、1958年にはノックダウン生産ではなく、完全国産化を達成している。
3)ルノー・トゥインゴ
現在、日本で購入できるRR車としては最安値(177万円~)となるのがルノー・トゥインゴだ。スマート・フォーツーやフォーフォーともプラットホームを共有する同車ではあるが、スマートにはない3ペダルマニュアル(MT)が用意されるのが最大の違いだ。