レベル4とレベル5はクルマというよりも移動する部屋状態
さらに自動運転レベルが上がって、レベル4とレベル5になると、運転の主体は完全にクルマのシステムに移る。こちらは、「サービスカー」と呼ばれる。そうなると、もうクルマの概念はなくなる。たとえるならば、東京のお台場で運行している「ゆりかもめ」のような運転者がいない電車のようなものだ。
つまりユーザーは乗員であるため、車内の状況によっては身体を横にして寝ることや、飲酒を伴う飲食も可能になる。まさに、動く部屋になるのだ。オフィスとして、自宅の代わりとして、その空間をいかようにも活用できる。また、レストランとして活用すれば、ナイトドライブしながらシェフや板前さんが目の前の調理してくれるサービスが登場することも間違いない。
このように、クルマ好きはレベル3を上手く利用して走りを楽しむ。また、レベル4以上は公共交通の発展型として、クルマ好きは乗客のひとりとなって、空間を楽しめば良いのだ。