気がつけば日本車も高額に! 1000万円オーバーの国産現行車7選とその中身 (2/2ページ)

日本を代表する名車たちも大台を突破した!!

5)レクサスLS(LS500の標準仕様の980万円を除き、1020万円から)

 1989年に登場し、静粛性の高さや各部のクオリティの高さなどでメルセデス・ベンツに代表される世界の高級車を震撼させたレクサスLS(日本名セルシオ)は、昨年登場した現行型で5代目モデルとなる。

 現行型はリヤシートよりも輸入車でたとえるならポルシェ・パナメーラのような運転するドライバーの満足度を優先したハイエンドの高級サルーンというコンセプトを持っており、このコンセプトが世界的に受け入れられるかにも注目が集まっている。パワートレインはLCと同じ3.5リッターV6ハイブリッドと3.5リッターV6ターボが設定される。

6)日産GT-R(1023万840円から)

 日産GT-Rはそれまで世界中を探してもなかった「マルチパフォーマンススーパーカー」というコンセプトを持ち、2007年に登場した。

 GT-Rはニュルブルクリンク北コースでのラップタイムや0-100km/h加速、最高速といった速さ以上に、規格を何倍も上まわるランフラットタイヤの性能や、アウトバーンでのスピード域でのクラッシュでも生存空間を確保する衝突安全性に代表される、日本人だけができるおもてなしや気遣い、優しさのようなものも備えたクルマで、世界中で人気となっている。

 登場以来毎年熟成や改良を重ね、現在はスペシャルモデルのNISMOも加わるなどラインアップも充実しており、今後の進化も毎年の楽しみだ。

7)ホンダNSX(2370万円)

 初代モデルはミドルクラスのスポーツカーだったNSXだが、2代目となる現行モデルは3モーターというハイブリッドを持つスーパーカーである。速さのレベルもコンセプトはまったく違う新旧のNSXだが、乗り心地など「ドライバーに優しい」というDNAは継承されており、その点ではどちらもNSXらしい。

 現行NSXにも初代NSXのタイプRのようなモータースポーツのベース車両にも使えるピュアな仕様の登場にも期待したいところだ。

 日本車にも増えてきた1000万円超えのモデルには高級品、高額品に非常に重要な「性能だけではない、個性や魅力」も備えるよう、日本のシンボルとして今後もクルマを磨き続け、世界に通用するよう頑張ってほしい!


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