1日だけではもったいない貴重な歴代スバル車の展示も!
モータースポーツを気軽に体験することができるイベント「モータースポーツジャパン2018」が東京・お台場で開催された。例年は土曜と日曜の2日間に渡り行われるイベントだが、今年は強風が予想され土曜日のみとなった。WEB CARTOP取材班が注目した、出展ブースを簡単に紹介しよう。
会場内にはスバルをこよなく愛するスバリストを多く見かけた。それもそのはず、今年はスバルが初の市販車を発売してから60周年ということもあり、通常ブースのほかに「レジェンド・オブ・ザ・スバル」と題し、貴重なラリーカーやレーシングカーを展示していたのだ。また、そのブース付近では歴代の限定コンプリートカーがずらりと並ぶ。さらに、大久保力さん、新井敏弘さんなどを招きトークショーを開催。多くのファンが耳を傾けていた。
日産ではスーパーGTに参戦していた2016年モデルのモチュールオーテックGT-Rや、市販最強モデルのGT-R NISMOなど展示。電気自動車のリーフなども注目を集めていたほか、レーシングドライバーによるトークショーも行われ、ブース内には多くの人で溢れた。
トヨタは「TOYOTA GAZOO RACING」と「LEXUS GAZOO RACING」の2つのテントに分けてブースを展開。。レクサスは、スーパーGTに出場しているLC500テストカーとRCF GT3、RCFの3台を展示。トヨタはヴィッツGRMNや86GRといった市販車を展示しながら、ル・マン24時間レースに出場したTS050も並び、さまざまなカテゴリーのマシンが集結した。
ホンダはレッドブルトロロッソF1がブース中央に鎮座。そのほか、今年のスーパーGTにもエントリーしているNSX GT3を展示。ほかにもフィットやN-ONEレーサー、市販車ではシビックタイプRをブースに並び、幅広い年代から注目を浴びていた。
三菱自動車は3月に発売されたばかりのエクリプス クロスとデリカD:5で登坂体験を実施。ドライバーはパリ・ダカールラリーを制覇した増岡 浩さんと奴田原文雄選手によるのもで、終始体験したい人の列が耐えなかった。増岡さんは「今年で登坂キットも6年目になりますが、もう8万人乗せました。今年は10万人を目指して三菱の魅力を伝えていきたいと思います」と語ってくれた。
マツダは純粋にレースを楽しみたい人に向けたロードスターNR-Aとデミオ15MBを展示。手軽にモータースポーツを楽しみたいと考えている人にオススメな1台だが、多くの人が関心を持っていたようだ。
アウディはRS3レーシングマシンと市販モデルのRS5クーペとR8スパイダーの2台を並べ、スタッフがデモンストレーションでエンジンを空ぶかしすると、来場者はV10エンジンの美しい音色を堪能。
そのほかにもBMWやメルセデス・ベンツなども出展。BMWは登場したばかりのM5とi3レジン・エクステンダーのほか、2輪モデルG310 GSを持ち込んだ。またメルセデス・ベンツでは派手なAMG GT Rが注目を集め、さらにAMG A45 4MATICとスマートの3台を展示。AMG GT Rは同乗試乗でも活躍し、わずかの時間ではあるが、同乗できた方は至福の時が味わえただろう。
1日いても時間が足りないモータースポーツジャパン。ぜひ、来年は穏やかな天候で、土日の2日間開催されることを願ってやまない。