TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジにも参戦!
トヨタ・ハイエースやランドクルーザーなどで独自のカスタムを提案するFLEX(フレックス)が、レーシングチーム「FLEX SHOU AIKAWA Racing」を立ち上げ、アジアクロスカントリーラリーとTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジに出場すると発表した。ドライバーは俳優の哀川 翔さんが務める。
これまでもラリー参戦を行ってきた哀川さんは、アジアクロスカントリーラリーには6年ぶり参加となる。過去には元F1ドライバーの片山右京さんや、スバルで世界選手権も戦った新井敏弘さんなどエントリーしたこともあるラリーで、タイの中北部、山間部、ジャングルなど約2000kmを走破する過酷なものだ。
2018年で51周年を迎えるFLEXの代表取締役社長であり、チームオーナーの藤崎孝行さんは「アジアクロスカントリーラリーへ4年ぶりに参戦することになりました。また、哀川翔さんと一緒に同じゴールを目指して戦えることに驚いています」
「哀川さんは実際にお会いしてお話をしても本当に格好いい方で、男でも惚れてしまうような方だと思っています。ただそれだけではなくて、人をワクワクさせるのが上手な方だなと感心しました。そのワクワクを伝えるために僕らができるとことは、そういうクルマを送り出すことです」
「その代表的な提案がちょうど1年前に発表したリノカです。リノカでやりたいことは、ランクルやハイエースのカスタムと言っていますが、ワクワクするクルマ作りを行い、カスタムに興味のないような普通の人にも買ってほしいという思いもあります。あえて『カスタム』という言葉を封印して『リノベーション』という言葉に置き換えてリノカという風に名付けました」
「ラリーですが、哀川さんをお父さんに例えて、まるでキャンプに連れて行ってもらえるような気持ちでアジアクロスカントリーラリーを最後まで完走できるよう、頑張っていきたい」とコメントした。
哀川さんとフレックスの付き合いは2011年からスタート。今回のアジアクロスカントリーラリーは、ドライバーとしてはじつに6年ぶりの出場となるが、チームとしては4年ぶりの参戦となる。出場した当時を振り返る哀川さんは「無茶したと思っていますね。でも、チームサポートのおかげで完走できました。タイの街中を走っていると、住民が拍手して迎えてくれます。途中結婚式をやっていたことがあって……邪魔されたと思ったのか、結婚式の主催者にナタを持って追いかけられたこともありました(笑)」と、ヒヤリとしたエピソードも。
また会場には、国内はもちろん海外でもラリーに参戦している、チームアドバイザーの奴田原文雄さんが登場。2人は4月22日に開催されるTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジに出場する。もちろんドライバーは哀川さんで、コ・ドライバー(道案内)は奴田原さんが務める。
2人にTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジの魅力を訪ねると「講習を受けるだけで参加でき、いろいろな人がモータースポーツを身近に感じられるイベントだと思います。車両もトヨタ・アクアのようなコンパクトカーで参加できるし、最近では女性も多く出場していますね」と奴田原さん。
「彼女たちは体重が軽く速いので、トップの座を譲りそうになってしまうのですが、負けずに走りたいですね(哀川さん)」
奴田原さん「サーキットみたいに限られた場所でやらないので、腕の差がほとんど出ません。いろんな道がコースになりますから、練習すれば速く走れるというわけでもなく、クルマをいかにスムースに走らせた人が表彰台に立てるというのも醍醐味かもしれませんね」
会場にはTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジのマシンが2台展示された。トヨタ・アクアが今年の参戦車両だが、現在86も製作中とのこと。哀川さんは「86でも出てみたいね。製作間に合えば、今年乗れちゃうんじゃないの?」と、86での参戦を期待するような発言も。
司会者から哀川さんにアドバイスを、という問いに対し「翔さんは、すごくわかっていて、自らいろいろと動いてくれるので一緒にいて楽しいです。それから、先ほど藤崎社長も言っていましたが、まわりをすごく熱くさせてくれます。いろんな人が参戦するラリーチャレンジですが、まわりの人を楽しませられるあたりが翔さんらしいです。むしろ、僕がいろいろと教えてもらっていますね」とコメントした。
なお、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ・東シリーズは4月22日に長野で開催される。また、アジアクロスカントリーラリーは2018年8月12日から8月18日まで開催されるので、日本からも声援を送ってほしい。