環境性能だけじゃない! 意外と知られていない電気自動車のメリット3つ

電費以外にオイル交換不要など維持費の安さも

 良い良いとは言われながらも、一般のユーザーにはなかなか浸透していないEV車。充電のインフラやバッテリーの劣化の不安など、ネガティブな点があるのもまた事実だが、今回はEV車ならではのメリットをご紹介したい。

1)ランニングコストが安い

 EV車はガソリンや軽油などの燃料を使わないため、当然ながら走行1kmあたりのコストは安くなる。日産リーフであれば、現在月額2000円で5530基以上の充電設備が使い放題になるプランを展開しているし、自宅で深夜電力を使って充電すれば、1000km走るのに2000円かからない計算になる。

 また、エンジンがないということで当然ながらエンジンオイルやオイルエレメントの交換が不要となる。その他のエンジンに付随する消耗品や点検も不要となるため、メンテナンスのコストも抑えられるというわけだ。

 そして、エンジンが存在しないため、自動車税も1リッター以下の区分となり、29,500円で済む。しかも電気自動車は登録から13年超となっても自動車税が増税とならないのもポイントだ(そこまで乗れるかどうかは別として)

2)災害時の家庭用非常電源として活用できる

 自動車を動かすエネルギーというのは莫大なもので、リーフで言えば満充電の状態で一般家庭の3日分以上の電力を蓄えていることになる。そのため、万が一有事の際に非常用電源としても使うことができるのだ(車種によっては別途装備が必要な場合もある)。過去の大型地震のときも電気の復旧までおよそ1週間がかかっているため、節約しながら使えばリーフ1台で1週間程度凌ぐことも不可能ではないだろう。

3)大排気量NAエンジンのような加速とレスポンス

 エコロジーだとかエコノミーだとかが話題になりがちなEVだが、一番の利点はそのモーター特有のトルクフルな加速感とレスポンス、そしてバッテリーが床下にあることによる低重心化によって生み出される安定感のあるハンドリングなのだ。

 エコカーなんてつまらない! と思われがちだが、まるでハイチューンを受けた大排気量NAのようなビンビンのレスポンスとトルク感を一度味わってしまったら、もうガソリンエンジンには戻れないと言っても過言ではないのである。ネガな部分がクローズアップされがちなEVだが、ぜひ一度この走り味を堪能してみてもらいたい。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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