ドライブが楽しく快適になる! グッドイヤーE-Gripコンフォートがもつ驚異の性能バランス

驚きの静粛性と乗り心地のよさ

 最近のタイヤラインアップで物足りないのは、トータルバランスに優れたタイヤが少なくなってきたこと。性能はタイヤを見てもわかりにくいし、実際に履いて試してみることもできない。ユーザーのネット上の評判も、使用条件が異なると違ってくる。

 そこで、今回はグッドイヤー社が提供する新製品「EfficientGrip Comfort(エフィシェントグリップ コンフォート)」をアウディA4に履かせて、実際に高速道路と市街地を走ったインプレッションをリポートする。
グッドイヤーエフィシェントグリップ コンフォート

 タイヤにとって大切なのはいかに丸く走れるのか。実際に接地する部分は平坦になるので、この部分では変形し、元に戻ることを繰り返している。だから、タイヤにとっては走っているときにすぐに真円に戻れるかどうかがポイントだ。今までの経験では、たとえレースタイヤであっても、低い速度でタイヤが丸くてスムースに転がるかどうかが、わかりやすい評価ポイントなのだ。
グッドイヤーエフィシェントグリップ コンフォート

 ファーストインプレッションはどちらからというと、「骨太のA4の走りが軽やかになったな」という印象だった。ステアリングが軽く感じられ、市街地の取り回しは楽だと思った。

 首都高速道路はタイヤ泣かせで知られるほど、乗り心地の評価には厳しい路面。金属でできたつなぎ目は、タイヤに大きなストレスを与える。結果的にドタンバタンしやすいが、グッドイヤーの新しいエフィシェントグリップ コンフォートは路面に対する当たりがマイルドなのでハーシュネスが少ない。
グッドイヤーエフィシェントグリップ コンフォート

 19インチのスポーツタイヤでは、どうしてもハーシュネスが強くなりがちだが、アウディA4のスポーツ性を犠牲にしない範囲のなかで快適さを実現している。さらに、表面が荒いのでロードノイズも大きくなりやすい路面だが、このタイヤの静粛性には驚いたのだ。
グッドイヤーエフィシェントグリップ コンフォート

 タイヤのデザインはカッコよさもあるが、機能の裏付けが存在する。センターリブは直進時の安定性に寄与できるし、3本の太めの主溝は排水性を向上させる。イン側とアウト側のトレッドは非対称パターンなので、静粛性とコーナーリング性能を両立させる狙いがあるのだ。

 気になったのが、ショルダーからサイドウォールのトレッドに近い部分に、実際の排水性とは関係がない細いグルーブが存在することだ。このグルーブのおかげででショルダーが適度に変形することで、穏やかで柔軟なタイヤ特性を得ているのだろう。
グッドイヤーエフィシェントグリップ コンフォート

 市街地と首都高速を走り、アクアラインを目指した。この日は強い横風が吹付け、多くのクルマが蛇行している。しかしエフィシェントグリップ コンフォートは、アウディA4(クワトロ)の性能を引き出すには十分なタイヤ性能だったので、直進性に文句はなかった。
グッドイヤーエフィシェントグリップ コンフォート

 今回はサーキットのような大きな横Gを出す走りは試せなかったが、プレミアムなスポーツセダンにはベストマッチするタイヤ性能が確認できた。機会があれば、ウエット性能もテストしてみたいと思った。

■詳しくは公式ホームページをチェック
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グッドイヤーエフィシェントグリップ コンフォート

グッドイヤーエフィシェントグリップ コンフォート


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