北米仕様は室内にキーがあってもドアを閉めるとロックがかかる!
いまやスマートキーのクルマが増えている。ドアロックの解錠にカギを刺すという行為をしたことがないという人も少なくないだろう。スマートキーを身につけていればドアノブなどに手をかけるだけでロックは解除するし、エンジンだってスタートボタンを押すだけで始動する。そのおかげでキーを使っているという感覚が希薄になってしまう。
そうなったときに恐いのが、いわゆる「インキーロック」だ。車内にスマートキーを置きっぱなしにした状態で降りてしまい、もしドアロックがかかってしまったらどうしようもない。通常であれば、スマートキーが車内にある状態では車両側は“乗員がいる“と認識するので駐車中にドアロックがかかることはない。
しかし北米仕様ではスマートキーがどこにあっても、ドアを閉めるとドアロックがかかるといった仕様がデフォルトになっているモデルもある。そうしたクルマではスマートキーを車内に置いている状態で、乗員がいなくなってもドアロックがかかってしまうのだ。つまりインキーロック状態となりドアは開けられない。
これ、アメ車乗りにはよく知られているトラブルで、スマートキーを身につけることを習慣づけているオーナーも多いだろう。それでも、ジャケットにスマートキーを入れたままうっかり脱いでしまったり、カバンの中にスマートキーを入れたまま助手席に置いたことを忘れて降りてしまい、インキーロックしてしまったというアクシデントは起こりえる。国産車ではこうしたトラブルはあまり聞かないが、それでも電池が消耗しているときなどには室内にスマートキーがあってもドアロックがかかってしまうこともある。
いずれにしても、スマートキーは必ず身につけておく習慣を徹底したい。