より現実味を帯びたクロスオーバータイプのスタイルで登場
ポルシェはスイス・ジュネーブモーターショーで「ミッションEクロスツーリスモ」と「911 GT3 RS」を発表。未来と現在を象徴する2台の高性能モデルを披露した。
「ミッションEクロスツーリスモ」は2015年フランクフルトモーターショーで披露された『ミッションE』をベースとしたモデル。全長4950mmのオフロード仕様のボディに、2つの「パーマネントマネジメントシステムモーター(PSM)」を採用。最高出力は600馬力以上、0-100km/hは3.5秒と電気自動車ながらスーパーカーと同等の動力性能をもつ。
ポルシェAG社長のオリバー・ブルーメさんは「動力性能に優れ、充電に時間を要することもありません。さらにその高いパフォーマンスは幾度も続けて発揮することが可能です」と語る。市販モデルは2019年にワールドプレミアされる予定だ。
また、会場では新型の「911 GT3 RS」も初公開。4リッター水平対向6気筒エンジンをリヤに搭載し、520馬力を発揮。0-100km/hの加速は3.2秒で先代よりもコンマ1秒速く、最高速度は312km/hを誇る。
先代モデルは、モータージャーナリストの中谷明彦さんが筑波サーキットコース2000で1分00秒を記録したが、ニューモデルでは、さらなるタイムアップが期待される1台である。