ファーストカーの内容別に3台をオススメ
セカンドカーと一口で言っても、ファーストカーがファミリカーでセカンドカーに趣味のクルマを持つパターンもあれば、ファーストカーが趣味全開の車種のため、普段乗りのクルマとしてセカンドカーを導入するというパターンもあるだろう。
なかには同じ車種を2台持って、1台はゴリゴリのカスタム車、もう1台はノーマルプラスアルファ程度という持ち方をするツワモノも存在する。そのため、オススメセカンドカーというのはなかなか難しいところではあるが、今回はセカンドカーにオススメできる車両をいくつかご紹介したい。
1)ダイハツ・ミライース(現行)
セカンドカーに燃費がいいゲタ車が欲しい、という人にオススメしたいのが現行のミライースだ。第3のエコカーというコピーで登場した初代と同じく、ハイブリッドシステムなどを使用しない純ガソリンエンジン車にもかかわらず、35.2km/L(一部グレード)という高い燃費性能を持ち合わせている。
また、ダイハツの先進安全装備「スマートアシストIII」を全グレードに設定しているため、街乗りのクルマとしての安全性も担保されている点も見逃せないポイントと言える。それでありながら、最上級グレードが120万円ちょっとというプライスタグなのだからセカンドカーにはピッタリではないだろうか?
2)ホンダ・S660(現行)
セカンドカーならば実用性はある程度目をつむっても走りが楽しいクルマが欲しい、という人にオススメしたいのがこのS660だ。軽スポーツというと中古車でもビートやカプチーノ、AZ-1など多くの名車が存在するが、どんなに新しいものでも20年落ち(カプチーノが1998年まで製造)ということも考えると、購入してからトラブルで乗れない期間が続いたり、費用がかさんだりする可能性がある。
それならばトラブルの発生率が低く、何かあっても保証で対応してくれる新車を購入したほうが、長い目で見たらお得と言える。もちろん、手放すときも高年式の車両であれば価値が残りやすいという点も見逃せない。
もちろんクルマとしての完成度は高く、専用部品を惜しみなく投入しながらも198万円からという値段も驚異的である。
3)日産・リーフ(先代)
近所のアシとして考えるのであれば、一切燃料代のかからない電気自動車という選択肢もアリだろう。200万円の予算であれば、30kWhへ電池容量がアップした後期モデルの走行距離1万キロ前後という個体も射程圏内となる。30kWh車であれば、80%の電池残量で100kmは確実に走れるし、高年式車ならバッテリーの劣化もすくないので遠出をしないのであれば充分だろう。内燃機関とは違うモーター特有の走りは病みつきになること請け合いだ。
もし自宅に充電設備を設置するのが難しい人でも、月額定額払いで充電し放題の会員には中古車ユーザーでもなることができるし、日産系中古車ディーラーでは充電会員入会サービスなどさまざまなキャンペーンを行っている場合もあるので、タイミングがよければかなりお得になる可能性もある。