残念ながら日本への導入は今のところ予定なし
多くのメーカーが新型モデルを発表しているスイス・ジュネーブモーターショーが2018年3月6日から行われている。マツダ・ロードスターがベースの「アバルト124スパイダー」に、取り外し可能なハードトップを装着しスペシャルエディション『124GT』が登場した。
マツダ・ロードスターといえば、日本には1.5リッターエンジンのソフトトップタイプと2リッターのリトラクタブルハードトップ(電動)をラインアップしている。アバルト124は、独自のチューンを施した1.4リッターターボエンジンを搭載し、ボディ形状は幌型タイプの展開しかない。
今回披露されたハードトップはカーボン製で非常に軽量。重さは16kgというのだから、取り外しも1人で簡単に行える。専用ボディカラーのシルバーに組み合わされたカーボン地は素直にクールで格好良い。ちなみに、リヤウインドウは後方視界を得るために大きめにしている。
ホイールは通常モデルよりも3kg軽い、OZ製の17インチアルミホイールを採用。ミラーキャップはカーボン地と赤が選択でき、またボンネットも同色とマッドブラックの2タイプが用意される。エンジンなどは特に変わっておらず、価格も未定だ。
ちなみに、アバルト関係者に2点ほど質問してみた。
──こちらのハードトップはマツダ・ロードスターにも装着可能ですか?
「アバルトの専用品なのでロードスターには装着できません」
──車両もしくは部品単体で日本への導入は考えていますか?
「今のところ日本導入は未定です」
アバルト124スパイダーオーナー、そしてマツダ・ロードスターオーナーには残念な答えだったが、日本でも人気が高いだけに、次なる展開を望みたいところだ。
また、アバルトのブースではイタリアのヨットメーカーである「リーバ」とコラボレボレーションをした695を展示。お洒落なボディカラーに内装はウッドパネルや7インチタッチスクリーンなどを装備している。