3モーターハイブリッドも特性を進化させた
ホンダは、世界初の3モーターハイブリッドシステムであるSPORT HYBRID SH-AWDを搭載し、クルマを操る楽しさを突き詰めたフラッグシップセダン・レジェンドをマイナーモデルチェンジした。
今回のマイナーモデルチェンジで、エクステリアはフロントグリルや前後バンパーのデザインを一新。ロー&ワイドを強調するとともに、リヤツインフィニッシャーを採用することで、従来モデルよりもスポーティさを際立たせる。また、ヘッドライト&テールランプの形状をより先進的で存在感を放つデザインとしている。
ボディカラーには、新採用色としてプラチナホワイト・パール/モダンスティール・メタリック/マジェスティックブラック・パール/プレミアムディープロッソ・パール/プレミアムクリスタルレッド・メタリック/オブシダンブルー・パールを加え、全8色を設定している。
インテリアは、ホールド性と快適性を向上させたシート形状を採用。また、インストルメントパネルをはじめとするシルバー加飾を変更、内装のカラーバリエーションも追加して上質な室内空間を作り上げている。
さらに、インテリジェント・パワー・ユニット(IPU)を小型化したことで、トランク容量が13リットル拡大。加えてスイッチや自動クローズができるパワートランクを採用し、使い勝手の良さを高めているのも魅力的なポイントだ。
走行性能については、ボディ、シャシー、制御など細部にわたってチューニングを施している。ボディ骨格の接着剤塗布範囲を拡大して剛性を強め、ダンパー特性などのシャシーセッティングを変更。そのほか、エンジンと3つのモーターで四輪の駆動力を制御するSPORT HYBRID SH-AWDを熟成させ、ハンドリング性能と乗り心地をさらに磨き上げている。
先進安全運転支援システムであるホンダ センシングにトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)をホンダ車として初搭載したことも注目ポイントだ。トラフィックジャムアシストは、高速道路などでの渋滞時に、0km/hから約65km/hまでの速度域で前走車との車間距離を保持しながら、走行レーンをキープできるようアクセル、ブレーキ、ステアリングの操作をアシスト。渋滞時の疲れやストレスを軽減してくれる機能である。
なお、全国メーカー希望小売価格(税込)は707万4000円だ。