ワゴンやSUVのルーフレールは装備すべき? メリットだけじゃなくデメリットも確認 (2/2ページ)

付いていることのデメリットも存在!

 発祥などの歴史についてはハッキリしないが、SUVでは1970年代のランドクルーザー、ワゴンでは1980年代のメルセデスEクラスワゴン(S123)やボルボ140エステートあたりの世代からルーフレールを装着する仕様が普及したとみられる。

 とくに長期的なバカンスをとって愛車に荷物を目一杯積み込み何千キロもドライブすることが珍しくないヨーロッパで普及、発展したようだ。キャリアメーカーを見ると有名な「THULE」を始め、北欧ブランドが多く見られる。

 ルーフレールを付けるとクルマの全高が数センチ高くなってしまうので、立体駐車場に駐車できるかできないか、ギリギリの場合はルーフレールなし仕様が選べると便利だ。

 また、ルーフレールを付けると空気抵抗が増すことにより、わずかながら燃費が悪くなったり、風切り音が強まったりする可能性が高まるなど、デメリットもある。多くの場合、簡単に脱着することはできないので、SUVやワゴンを購入する際にはその点を注意したい。

 セダンなど、ルーフレールのつかないクルマでもルーフにキャリアをつけることは可能だが、やはりルーフレールがあったほうが圧倒的に使いやすく、クルマのボディを傷つけたりするリスクも少ない。

 また、キャンプ場などでクルマを利用してテントを張ったりする場合は、ルーフレールに直接くくりつけることができたり、野営用のライトが付けやすかったりするなど、アウトドア現場では、アイディア次第で様々な工夫が凝らせる点も見逃せない。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

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