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最悪はサイドエアバックが開かない可能性も…… 正しいシートカバーの選び方

最悪はサイドエアバックが開かない可能性も…… 正しいシートカバーの選び方

購入前にサイドエアバッグ対応か確認

 シートの質。とくに表皮に使われる素材の質はかなりよくなってきたので、昔のようにシートカバーをするというのは減ってきているかもしれない。クルマというものが家の次に大きな買い物で大切な存在だった頃は、買ったらすぐにレースのシートカバーを付けて飾ったりしたものだ。ちなみにレースのシートカバーはオプションで用意されていたし、今でもサルーンやセダンには用意されていたりする。

 さすがにレースのシートカバーをミニバンやコンパクトカーに付けるというのは抵抗があるが、レザーシートのようにしたいとか、表皮が汚くなったりほつれてきたからリフレッシュのためにシートカバーを装着するというのはあるし、いろいろなメーカーが高級感やフィットのよさなどを競い合っている。

 しかし、装着にはいろいろと注意点がある。もちろんフィット感は重要で、かぶせるだけというのがウリのアイテムのなかには、付けてみたらシワシワというのもあったりする。逆にちゃんとしたものを選べば、オリジナルシートと見間違えるものもある。

 そのほか、最近重要なのが、サイドエアバッグに対応しているか。サイドエアバッグはシートの横から出てくるので、対応していないカバーだと障害になって、正規の状態に開かず、衝撃を吸収できなくなってしまう。対応品なら、作動したときに簡単に破れるので、乗員をちゃんと保護してくれる。

 そのほか、ヘッドレストの位置はちゃんと合っているかも重要。シワという見た目の問題だけでなく、ヘッドレストに頚椎保護が付いている場合に機能しないということもありうる。またバックポケットがないと収納機能もダウン。安いものも多く売られているが、安全に関係することも多いのでよく仕様を見てから買うようにしたい。

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