投稿日: 2018年2月15日 06:45 TEXT: 山本晋也 払い戻し金額まで……ETC車載機が音声で伝える金額は正しいのか? Category 自動車お役立ち情報Tags ETC 金額 高速道路 画像はこちら 双方向通信によりリアルタイムで正しい金額を通知している 今や多くのドライバーが有料道路の料金を、ETCシステムを利用して支払っているだろう。料金所を通ったときや路線が変わったときなどに、ETCユニットなどが支払額をアナウンスしてくれる。しかし、ちょっと古いカーナビゲーションシステムを使っていると、ETCシステムの表示する金額とナビの示す金額が異なることがある。 この場合、もちろんETCシステムがアナウンスする金額が正しい。なぜなら、ナビなどの示す金額は古いデータを使っていることもあるが、ETCは常に料金所のシステムとリアルタイムに双方向通信をしているからだ。つまり、ETCシステムが音声などで案内する支払額は、料金所のシステムから送られてきた数字をそのまま示した、正確な金額なのである。 ETC車載器画像はこちら そのETCが双方向通信に使っているのが、5.8GHz帯の狭域通信だ。アルファベットで示すとDSRC(Dedicated Short Range Communications)という。この通信方式は、ETCの進化形である「ETC2.0」でも使われている。ETC2.0とは、道路沿いやパーキングエリアなどに設置されたITSスポット(通信アンテナ)と対応車載器の間を高速・大容量通信で情報を伝えることで、渋滞回避や安全運転などを支援しようというもの。ETC車載器画像はこちら その意味ではカーナビの普及と同時に拡大してきたVICSと似ているが、2022年には2.4GHz帯の電波ビー コンVICSがサービス終了となり、ETC2.0に統合されることになっている。徐々に端末が手頃になっているETC2.0だが、料金支払のためだけでなく情報収集の手段としても、次の一手として無視できない存在となっている。 画像をもっと見る編集部が選ぶ!あなたにおすすめの記事 【意外と知らない】事故で壊すと大変なアレの値段 【注意】あなたのETCカード誤作動していませんか? 【注意】フロントガラスに初心者マークやお守りなどを付けるのはNG! ETCで入って一般ゲートで出られるのか? 【PR】【2024年12月】車一括査定を利用するならどこがおすすめ?ランキング形式で紹介 元大型トラックドライバーが提言! 高速での安全走行は大型トラックの後ろを走るのが正解!! 山本晋也 SHINYA YAMAMOTO 自動車コラムニスト 愛車スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)趣味モトブログを作ること好きな有名人菅麻貴子(作詞家) 山本晋也 の記事一覧
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