超ド派手なお披露目! インドのモーターショーで見たスズキ・スイフトの重要性

日本とはポジションが違うことを示す登場方法

 マルチスズキは今回2日間のプレスデーで3回のプレスカンファレンスを行っている。初日朝一番で行われた1回目はインドで手掛けられた、“コンセプト・フューチャーS”、同日午後の2回目には東京モーターショーで発表されたコンセプトカー“eサバイバー”のインドプレミア、そしてプレスデー2日目午後に行われた3回目に新型スイフトのインドプレミアが行われた。

スズキ スイフト

 関係者のスピーチも終わり、いよいよ実車登場。舞台袖の扉の隙間からヘッドライトの光が見えたので、舞台袖から自走して登場するものと撮影準備をしていた。

 しかしどうもそうではない様子。そうこうしているうちに、映像を映し出していたステージ壁面の大型ディスプレイが真っ二つに分かれはじめた。

 そしてその分かれ目からフロントを床面に垂直にディスプレイされたスイフトが出てきた。そしてゆっくりとスイフトが床面に水平になっていき前へ進んできた。

 そして舞台袖から別のスイフトが自走して登場。

 日本人から見れば“コンパクトハッチバックにしては派手すぎないか”とも思えてしまうが、カローラクラスが高級車にカテゴライズされるインドで見れば、スイフトもこのような派手な登場にふさわしいステイタスを持っているのである。

 日系だけでなくインド系も含め、ここまで派手なカンファレンスはスイフト以外行われなかった。

 一般的な流れからいけば、実車登場と同時に地元メディアが一気にステージに上がり、実車を取り囲むのだが、スイフトではそのままテレビ取材などを行うようで、舞台に上がってこないように、警備員がステージ前で“人間の鎖”を作りブロックしていた。

 スイフトがインドでどのようなポジションなのかよくわかったカンファレンスであった。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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