ソニックデザインが3台のメルセデス・ベンツで実現した上質サウンドが凄い【大阪オートメッセ2018】

純正ハーネスのまま交換タイプのスピーカーで最高の音を楽しめる

 2018年2月10日〜12日まで、インテックス大阪にて開催された大阪オートメッセ2018。上質なサウンドを提供するオーディオメーカーのソニックデザインもブース出展。メルセデス・ベンツの専門誌であるオンリーメルセデスとコラボレーションし、Sクラス、Cクラス、GLCクラスの3台を展示した。

ソニックデザイン

 ソニックプラスシリーズの最大の特徴は、車両側の加工を一切必要としないこと。ハイエンドスピーカーながらボルトオン&カプラーオンで装着できるため、メルセデス・ベンツ純正アクセサリーとしても採用されている。正規ディーラーでも装着をお願いできるのだ。

「とくに最近の新車は、車両のコンピューターなどと統合制御になっているため、簡単にオーディオを交換することができません。ソニックプラスシリーズはカプラーまで純正と同形状にしているため、ノーマルと付け替えるだけで高音質を手に入れられます。純正を進化させるのが、ソニックプラスシリーズのコンセプトでもあるのです」と、ソニックデザイン代表の佐藤敬守さんは語る。

 注目したいのは、ブースの中央に展示されていたSクラス(W222系)。装着しているのは同社の最高峰として君臨するモデルの限定仕様「SonicPLUS THE CREST Limited(ソニックプラス・ザ・クレスト・リミテッド)」(280万円・税抜き)だ。

 ハイエンドモデルの限定版にふさわしい、ゴールドのスピーカー本体が美しい。計9つのモジュールが純正同様に装着され、Sクラスの豪華なインテリアを損なうことなくグレードアップすることが可能だ。

 ソニックプラスセンター大阪を運営するプロショップ「サウンド21」が持ち込んだのは、車種別スピーカーパッケージの「SonicPLUS CUSTOM(ソニックプラスカスタム)」(35万円・税抜き)。

 Cクラス(W205系)&GLC(W253系)には、専用のアルミハイブリッドエンクロージュアと52mm口径のスピーカーユニット4台を搭載する。THE CRESTシリーズのスーパーフルレンジ思想を受け継ぎ、価格を抑えながらも自然な聴き心地を実現したモデルだ。

 もう1台、メルセデス・ベンツの純正アクセサリーを装着したGLCクラス。メルセデス・ベンツ日本が所有する広報車だ。このクルマに装着されているのが、「Sonic Design Sound Suite-Acoustic Control Package-(ソニックデザイン・サウンドスウィート アコースティック・コントロール・パッケージ)」(5万8334円・税抜き)。

 純正スピーカーのすき間を埋める車種専用設計の「アコースティックコントロールエレメント」を装着することで、余計な共振などを抑えられる。これにより、純正スピーカーの性能を最大限に引き出すことができる。さらに、高音質18mmドームツイーターをプラスして、クリアなサウンドを実現する。

 今回のオンリーメルセデスとのコラボブースに、メルセデス・ベンツ日本の広報車が展示されていることには大きな意味がある。それは、ソニックデザインがメルセデス・ベンツのことを深く理解し、製品をプロデュースしていることをメルセデス・ベンツ日本が認めているからにほかならない。まさに、メーカーのお墨付きブランドといえるのだ。

 もちろんソニックデザインは、メルセデス・ベンツ用だけを手がけているのではない。BMWやその他国産メーカーなどの専用設計アイテムも多数取り揃えている。一切の加工を必要とせず、それゆえ、たとえば車両の売却時にもし戻したければいつでも純正にスピーカーに戻すことができる、ソニックデザイン・ソニックプラスシリーズ。

 純正オーディオに不満を持っているオーナーなら、一度試してみる価値はあるだろう。

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