売り手は自ら海外進出するリスクなく出店できる
今年で22回目の開催となる、関西以西で最大規模のイベントとなった自動車とカスマイズの祭典「大阪オートメッセ2018」(インテックス大阪)。その6号館AのCARトップ特設ステージで、2月10日(土)午前11時より、日本のアフターパーツ業界にとって、大きな転機となる発表会が開催された。
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世界の約200カ国で、世界最大規模のEC(電子商取引:ネットショッピング)サイトを展開しているebay。2017年度のEC取扱高は年間10兆円に及ぶ。さまざまなカテゴリーで豊富な商品が販売されているが、中でも自動車関連は人気のサイトだ。eBay Motorsと呼ばれるそのサイトではおよそ5分に1台クルマが売れ、1分に3個の自動車パーツが売れているという。
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その日本法人であるイーベイ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:佐藤丈彦)は、西日本最大級のカスタマイズカーイベント、大阪オートメッセ(交通タイムス社主催)と協業して「Japan Auto parts by Automesse」と言う新たな越境ECストアをeBay Motorsに開設すると発表した。
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「Japan Auto parts by Automesse」は、日本の優れたもの作りで知られる自動車アフターパーツを取り扱う世界に向けたECストアで、海外の日本車オーナーやなんとしても信頼性・ブランド力のある日本製パーツを付けたいという世界のカスタマイズカーファンの要請に応える形となる。
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一方、出展する側となる日本のパーツメーカーやショップにとっても、言葉の壁や代金徴収、倉庫や人の確保といった面倒な手続きなどを「Japan Auto parts by Automesse」側が引き受けてくれることで、自社で海外進出する多方面のリスクや問題が一気に解消されるというメリットなどがある。
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アメリカの25年ルールの解禁で一気に人気が高まったR32スカイラインGT-Rや未だ衰えない日本車のスポコン人気など、日本車用パーツの需要は高まるばかりだ。2月10日(土)の発表会にはイーベイ・ジャパンの佐藤社長、交通タイムス社の宮木社長が揃って会見に臨み、4月1日(日)のグランドオープンに向けての本格稼働に期待を寄せていた。