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総合点で買いはこれ! 激戦区のMクラスミニバン満足度ランキングTOP3 (1/2ページ)

総合点で買いはこれ! 激戦区のMクラスミニバン満足度ランキングTOP3

使い勝手はもちろん走りや安全面のトータルで評価

 ミニバンの満足度を左右する決定的なポイントはなにか? 乗降性? シートアレンジ? 動力性能? 室内の静かさ?

 じつはそのポイントは室内高にある。ワゴンでもSUVでもなく、あえて3列シートのミニバンを選ぶ場合、室内1-3列目席全体の広さはもちろんだが、子供はもちろん、大人でも背をかがめて車内を移動できる便利さや空間のゆとりこそ、満足度に直結する。

 実際、売れているミニバンは室内高に余裕がある車種ばかり。では、満足度が得られる室内高とはどのぐらいの高さなのか? 答えは各自動車メーカーのミニバン開発チームの調査によって明白。室内高1400mm以上なのである。ゆえに同じクラスでも1400mmを境に売れ行きに大きな差が出てくるというわけだ。

 ここでは室内高1400mmを超える車種がひしめく、サイズ、価格的にも買いやすいMクラスボックス型ミニバンのトータル満足度ランキングTOP3を紹介したい。

1位 ホンダ・ステップワゴン

ステップワゴンの室内高はクラス最大の1425mm(ライバルは全車揃って1400mmジャスト)。しかも、後席の乗降は大開口で、ステップ高385mmというごく低い。さらに両手がふさがっていても足先で開閉できるハンズフリーオートスライドドアも選べる。

 また、スライドドアからだけでなく、わくわくゲートと呼ばれるバックドアの横開きのサブドアからも可能。

 サブドアは大きく開くバックドアと違い、車体後方に約40~76cmのスペースがあれば開けられ(バックドアだと約120cm必要)、人や犬の乗降、荷物の積載性でライバル(セレナのデュアルバックドアよりも便利)を圧倒する。

 走行性能も素晴らしい。標準車は軽やか、まろやかで上質な加速力、乗り心地が特徴で、例え高速走行中でも車内はじつに静か。1-3列目席間の会話もしやすいのである。

 一方、オデッセイ譲りの2リッターエンジン+モーターのHVの組み合わせもあるエアロ仕様、専用サスペンション、17インチタイヤを奢るスパーダは、ボックス型ミニバンとは思えないホンダらしいスポーツ性能の持ち主。とくにガソリン車でそのキャラクターが明確になり、同時に姿勢変化が少ないことからクルマ酔いしにくいボックス型ミニバンの筆頭でもあるのだ。

 唯一の弱点? と言えるのが、日産セレナやトヨタ・ヴォクシー&ノア、エスクァイア軍団と違い、2列目キャプテンシートがクラスで唯一横スライドせず、ベンチシート化できないこと(ベンチシートは標準車のみにOP)。HVも選べるスパーダは7人乗り、キャプテンシート仕様のみとなり、子育て世代、愛犬家の使い勝手によっては要考慮である。

 とはいえ、より贅沢な居心地が味わえる2列目席キャプテンシート限定の選択なら、ステップワゴンはエコ派、スポーティ派にもうってつけな、使い勝手抜群、先進安全運転支援機能もまずまずの家族納得、子供が笑顔になれるトータルバランスに優れた1台と言える。

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