この記事をまとめると
■生涯距離を測るオドメーターのほかに任意にリセットできるトリップメーターがある
■トリップメーターは区間距離の測定に使える
■給油から給油の間の距離を測れば燃費もわかる
上手く活用すれば給油タイミングもわかりガス欠の危険も防げる
クルマのメーター内にある距離計には、クルマが生産されてからの総走行距離を表示するオドメーターと、区間走行距離を表示するトリップメーターがある。最近では少なくなっているが、中古車の総走行距離の巻き戻しやごく古いクルマのものでは桁が1万km台=最大で9万9999kmまでしかなく、オドメーターが1周以上して10万km以上走っているのに“2万km“などと表示されていると、実際の走行は12万km以上なのに「このクルマは走行距離が少ない」といった勘違いが起きることもある。
最近のクルマだとトリップメーターはAとBの2つあることも多くなっており、知っているとちょっと便利なトリップメーターの使い方を紹介したい。
① 単純に区間距離の計測に使う
たとえば「住まいから通勤通学先、よく行く場所までの距離を測りたい」というときには、出発地点でトリップメーターをリセットし、目的地でその距離を確認すればその区間の距離が一目瞭然だ。また所要時間も控えておけば、道のり÷時間で平均速度も計算できる(最近のクルマには平均速度を表示する機能を備えるクルマも増えている)。