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教習所で教わる半クラッチ! 無意味な多用は寿命を縮めるので要注意 (2/2ページ)

教習所で教わる半クラッチ! 無意味な多用は寿命を縮めるので要注意

この記事をまとめると

■あまり知られていないがクラッチは消耗品

■半クラッチを多用するとクラッチの摩耗が進み寿命が短くなる

■シフトダウン時の回転差による衝撃は半クラッチで調整ではなくブリッピングで行うべき


摩耗が進むと走らなくなってしまい、交換はかなりの費用が必要

 MT車の発進時に欠かせない半クラッチ。モーターみたいに起動トルク=最大トルクなら半クラッチに頼らなくてもいいのだが、エンジンはある程度回転を上げないとトルクが出ない。そのため低回転でスムースに発進するためにはクラッチをわざと滑らせて(=半クラッチ)、停止しているタイヤ側と回転しているエンジン側の回転差を吸収する必要がある。

 しかし、この半クラッチを必要以上に多用するとクラッチが滑ることによって摩擦熱が生じ、クラッチの摩剤の摩耗が進むのでクラッチの寿命が短くなる。クラッチは消耗品だが乗り方によって消耗度に大きな差があり、摩耗するとクラッチペダルを戻し、繋いでいてもクラッチが滑るようになり、最悪走れなくなってしまう……。

 走り方にもよるが、短い人は5万kmも持たないし、10万km以上持たせられる人もいる。クラッチのオーバーホール(交換)は、部品と工賃で6〜10万円コース(駆動方式などによっても値段が違う)とけっこう高額なので、できれば上手に使って長持ちさせたい。それには、いくつかコツがある

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