場所によって夜間は駐車違反の取り締り対象となる
都市部の路上でちょくちょく見かける、白い(駐車)枠。これは、「時間制限駐車区間」を示すもので、いわゆるパーキング・メーターあるいはパーキング・チケットと呼ばれる有料の駐車スペース。パーキング・メーター、パーキング・チケットとは短時間駐車の需要に対応するため、駐車枠で指定した場所・方法に限り短時間駐車を認めるという交通規則。
したがって、利用できる時間帯、駐車できる制限時間、利用できる曜日等などが限定されているので、利用前に道路標識やパーキング・メーターの機械を見て、駐車可能な時間帯であることを確認すること。利用可能な時間帯であれば、駐車枠内からはみ出さないよう正しく止める。(※枠からはみ出していると、駐車禁止扱いになる)
次にパーキング・メーターが感知したことと、メーターの表示が「0」分であることを確認する(センサーが鈍かったり、利用時間が0分に戻っていないことが、意外に多い)。あとは、駐車枠の脇にあるパーキング・メーターに、手数料(駐車料とは言わない)を支払えばOK。
ただし、パーキング・メーターの手数料の支払いは、100円玉オンリーで、オツリは出ないので要注意(領収証は、ボタンを押せば発行される)。また場所によって60分以内300円、40分以内200円、20分以内100円など違いがあり、いずれの場合も制限時間を超えての駐車は認められない。制限時間を超えての駐車は、手数料の支払いの有無にかかわらず、駐車違反として取り締まりの対象になる(どうしても継続して止めたい場合は、制限時間内に一度クルマを駐車枠から出して、メーターの駐車時間の表示を0分にリセットしてから、再度駐車するしかない)。
この時間オーバーに関しては、かなり情け容赦がない傾向があるので気をつけよう。パーキング・チケットの使い方も基本的には同じ。
・利用可能な時間帯であることを確認
・枠内にクルマを停める
駐車枠のそばにあるチケット発給機で手数料を支払い、チケットを発給。このときクルマのナンバーを入力する。領収証と一体となったチケットを、フロントガラスの内側など外から見えるところに貼ればOK。その他のルールは、パーキング・メーターと変わりはない。
こちらも制限時間オーバーには厳しいので、気をつけよう。反面、パーキング・メーターの未納に関してはわりと運用がルーズで、手数料は後払いではなく始めに払うことが原則だが、何分以内という規定はない。「クルマを止めたらすぐに手数料を入れてください」とは書かれているが、使える硬貨は100円玉限定でオツリも出ないため、両替や買い物などでお金を崩す必要がある場合は、駐車制限時間内にクルマに戻って支払えばとくに問題ないようだ(パーキング・チケットは、つり銭が出るので、後払いはNG)。