見た目をよくするだけでなく塗装を保護できる
愛車のボディケアといえば、ワックス掛けだろう。ただ洗車をして汚れを落とすだけでなく、さらにひと手間かけたという満足感も味わえる。そもそもワックスをかける目的はなんだろうか? まず一番はつや出しだろう。固形ワックスであれば自然なつやが出せるし、天然のカルナバロウ配合なら濡れたようにもなる。
ただし、ワックスの効果はそれだけでないのも事実だ。つや出し以外の効果で一番大きいのは塗装自体の保護だ。塗装というのはアクリルなどの樹脂で、やや乱暴に言えばプラスチックと同じと言っていい。プラスチックは放置していると、かさかさになったりして劣化。最終的には割れてしまったりするが、クルマの塗装にも同じことが言える。
塗装をかさかさにせず、できるだけ長いこと塗装の質をキープしてやるためにもワックス掛けは重要なのだ。人間で言うところの潤いをプラスしてやるのと一緒と考えればいい。ただし、現状ではUVカットが可能なワックスはないので、紫外線による劣化は防ぐことはできないのであしからずだ。
最近の塗装は品質がよくなったので、ワックスを掛けないからすぐにどうなるというものではないが、長い目で見れば掛けているのと掛けていないのとでは違いは確実に出てくる。いずれにしても愛車を大切に思うなら、ワックス掛けは怠らないようにしたい。