チョイ乗りに伴った手入れをすれば滅多に壊れることはない
●エンジンのオン、オフが多くなりがち
ドライスタート、コールドスタートと呼ばれるエンジンが温まっていない状態でエンジンを掛けるのは、エンジンが消耗する非常に大きな原因と言われている。「チョイ乗りだとドライスタートも多い」とは言い切れないにせよ、例えば「クルマで近場のスーパーマーケットとホームセンターに買い物に行く」といった使い方は自ずとドライスタートが多くなり、クルマへの負担は大きい。
以上のことを考えると、チョイ乗りに入るクルマの使い方をするなら、徒歩や自転車で用を済ませたほうがいいというのが結論にはなる。しかし、「近距離の送迎や買い物に必要だからクルマを使っている人」が大勢いるのも事実であり、そういった使い方が多くてもそれに伴った手入れをすれば滅多に壊れることがないというのは現代のクルマのありがたいところでもある。
また、チョイ乗りが多いというのであれば、家庭での充電設備が必要というハードルはあるが、電力プラン次第ではエネルギーコストがガソリンスタンドで入れる燃料より安く済む可能性も大いにある電気自動車を選ぶというのもいい選択かもしれない(とくに日産リーフの先代モデルや三菱i-MiEVの中古車は新車価格や同クラスの中古車の値段を考えれば信じられないくらい安い。この点は電気自動車の大きな弱点であり、考え物でもある)。