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クルマ好きの言う「トラクションがかかる」ってどういう意味? (2/2ページ)

クルマ好きの言う「トラクションがかかる」ってどういう意味?

この記事をまとめると

■トラクション(traction)は、直訳すると「引っぱること、牽引、牽引力」という意味

■クルマ用語では駆動力を指す

■クルマのトラクションについて詳しく解説する

トラクションとは駆動力のこと

 トラクションとは、英語(traction)で、直訳すれば「引っぱること、牽引、牽引力」という意味。クルマ用語でいえば、タイヤと路面の間で、滑らずに引っ張る力、粘着摩擦のことを指す。もっと一般的にいえば駆動力のこと。つまりエンジンパワーを有効に地面に伝えられている状態が、トラクションがかかるということ。

 反対にエンジンパワーをかけ過ぎてホイールスピンを起こしたり、FFならパワーオンでの過度なアンダーステア、後輪駆動車ならアクセルオンで過度のパワースライドを起こし、なかなか加速に移れないシチュエーションは、トラクションの抜けた(かからない)状態という。

 トラクションを左右するのは、基本的に駆動輪にかかる荷重とタイヤと路面の間の摩擦力。そしてエンジンパワーの3つの要素。

 たとえば、クルマは加速しようとすると車体のフロント部分が浮き上がり、リヤ部分は沈み込む。このときフロントの荷重は抜けてリヤの荷重は増えるので、フル加速するとFFのトラクションは抜けやすくなり、MRやRRは大パワーを一気にかけてもトラクションが抜けにくい。

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