「ハチマキ・ヨンメリ・水中メガネ」一風変わった愛称で親しまれたクルマ7選

愛称が付けられるということは人気車種の証

大好評の第1弾に引き続き、まだある愛称の数々、第2弾をお届け。今一度資料を整理しつつ振り返ってみると、愛称が付く時代というのはやっぱりクルマ好きがたくさんいたんだな、としみじみ。昨今叫ばれるクルマ離れも、逆に愛称を無理矢理にでも付ければ、クルマ好きも復権するかも!?

1)スカイライン(ハコスカ・ケンメリ・ヨンメリ・ジャパン)

 シリーズとして見ると、スカイラインほど愛称にあふれたクルマはないと言っていいだろう。日産自身がキャッチコピーとして付けていたこともあって、とにかく多い。3代目はお馴染みの「ハコスカ」。4代目は「ケンメリ」で、そのなかでも4ドアは「ヨンメリ」。その後、5代目「ジャパン」、6代目後期が「鉄仮面」と呼ばれた。愛称で呼ばれたクルマ

2)タテグロ

 3代目のグロリアのライトがタテに並んだ4灯だったことからこの愛称がある。当時憧れであり、世界の最先端を行っていたアメリカに影響されたゆえのデザインだ。

3)ハチマキ

 ひとつさかのぼった2代目のグロリアも、アメリカンなスタイル。アメ車に影響受けまくりで、シルバーのモールがボディ一周、ぐるりと取り付けられていたことからこの愛称がある。(写真はレース仕様)

4)Nコロ

 ホンダにおける軽のルーツと言えば、お馴染みのN360。その可愛らしいスタイルから、エヌッコロと呼ばれた。ちなみにリヤのデザインは本田宗一郎氏が手がけたもので、氏はデザイナーとしての資質も高かった。

5)水中メガネ

 N360の後継車であるライフをベースにした、軽自動車初のスペシャリティカー。2ドアハードトップの軽初採用車が、ホンダZ。リヤウインドウのまわりが黒く太く縁取られていたことから、水中メガネの愛称で呼ばれた。

6)ブルドッグ

 同じく、ホンダのユニークグルマといえば、初代シティ。ドッカンターボを採用したシティターボも加わったが、インタークーラーを付けたターボIIはボンネットが盛り上がり、ブリスターフェンダーも装着していたことからイカツイ面構えに。まるでブルドッグみたいだった。

7)番外編:イプ〜

 初代イプサムがCMのなかでこう呼ばれていたために広まった。クルマの見た目というよりも、車名から付けられた愛称だが、1990年代後半、このあたりから愛称がなくなりだした。ちなみにイプ〜とCMで言っていた子どもは元CARトップ編集部員の家族という噂も。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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