死角を減らすカメラシステムや後方撮影可能なドラレコを展示
千葉県の幕張メッセで2018年1月12日から14日の期間で開催されている東京オートサロン2018。データシステムブースには、後付けカメラを使って安全性を高めることを提案したデモカーを展示している。
左右それぞれにブラインドサイドカメラ(ドルフィン・アイ)を1個ずつ、さらにドアミラーサイドカメラ、リヤカメラの計4個を装着。車内にセットされたモニターにはそれぞれのカメラからの映像が鮮明に映し出され、ドアミラーなどの死角を見事にカバーしてた。
また、4月発売予定のツインカメラタイプのドライブレコーダーが初披露目された。
データシステム「R-SPEC」のオリジナルエアロを纏うマツダ・ロードスター。フロントハーフスポイラー/リヤウイングのみの装着だが、エレガントながらも迫力十分のフォルムに変身している。
そこに前述のカメラをふんだんに装着し、まさに「死角無し!」という仕様になっているのだ。ボディ左側には、ドアミラーの死角となる斜め後方を映し出すブラインドサイドカメラ(ドルフィン・アイ)、さらに左前輪まわりをカバーするドアミラーサイドカメラと、2基のカメラを設置。
それぞれのカメラからの映像は、ダッシュボード左側の2基のモニターに鮮明に映し出し(写真右上のモニターはドライブレコーダー)、運転席からの死角が多い左サイドをカバーしているのだ。ボディ右側はブラインドサイドカメラ(ドルフィン・アイ)を装着。意外に見落としやすい斜め後方の後続車をモニターで確認できるようになっている。
リヤは、ウイングにカメラを内蔵。もちろん、カメラ単体でも販売されているのでロードスター以外の車種でも同様の後方視界を確保することが可能。また、同社のリヤカメラは水平角140度超ワイドなので、周辺の様子をしっかりと確認できるのも特徴だ。
交通トラブルのニュースから、近年はドライブレコーダーに注目が集まっている。とくに従来の前方だけを映し出す1カメラタイプより、煽り行為を証明できるよう後方の映像も記録できる2カメラ(ツインカメラ)タイプが続々と登場している。
データシステムでも、そのような市場要望に応え、ツインカメラタイプDRV3100を開発。広角な映像に定評ある同社のカメラだけに4月の販売が待ち遠しい製品だ。
このほか、年内発売を目標に開発を進めているという純正置き換えタイプのルームミラータイプのモニターが展示されていた。
このルームミラータイプのモニターは、リヤに装着されたカメラからの映像を映し出しているのだが、まるで普通のルームミラーを見ているような画角になっている。
カメラからの映像ゆえ、後席に背の高い人が乗っても、ラゲッジに大きな荷物を載せても、まったく影響されることはない。つまり、モニターには常に車外の様子が映し出されているわけだ。このルームミラータイプのモニターやサイドカメラなどは、すでに一部の自動車メーカーで採用されている技術であり、メーカーが採用するということは、安全面で非常に有用なシステムであるということだ。
データシステムのアイテムは、そのようなカメラの設定を持たない車種でも後付けで同じ効果を得ることが可能で、安全性を確保できる。
長年愛車に乗りつつけるオーナー諸氏は、ぜひ注目してほしい。
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データシステム https://www.datasystem.co.jp