純正サイズのスタッドレスへの履き替えが無難だ
一般的にはスタッドレスタイヤは、夏タイヤとは別のホイールにスタッドレスタイヤを履かせて購入し、ウインターシーズンになると、ホイールごと夏タイヤと交換することが多い。だがCX-8は厳密にサイズ指定されており、夏タイヤのホイールからタイヤをはずしてスタッドレスタイヤを履かせるか、純正ホイールをさらに4本購入してスタッドレスタイヤを履かせるかしか、対処法がないと問題になっているというのだ(注2)。
CX-8に限らず、マツダ車の多くはタイヤサイズにかなりこだわっているケースが多く、汎用品で探すのが大変とされている。「タイヤ探しが大変ですね」というのが、マツダ車オーナー同士の挨拶になっているという話も聞く。
タイヤサイズにまでこだわって、走行性能の向上を追求する姿勢はいかにもマツダらしいのだが、降雪地域では必需品のスタッドレスタイヤ装着に難儀が発生しているとなると、さすがにいかがなものかとも言いたくなってしまうところである。好調な販売が続いているとのことなので、早急な対策を行ってほしい。
注2:マツダによれば、取扱説明書掲載の指定サイズにおいて、4輪とも異常摩耗していない同一指定サイズのタイヤを適正な空気圧で使用すれば、純正ホイール・タイヤでなくともアクティブボンネットの作動には影響しないことが検証できている。ただし、燃費・NVH・乗り心地・操安性・ブレーキ冷却等に影響が無いことを保証するものでは無く、純正を引き続き推奨することに変わりはないが、純正と同サイズのホイールおよびタイヤであれば、純正以外のものを使用することが可能、とのこと。