新型X3の特性に合わせて改良を重ね、2年で開発した
SUVが人気急上昇している。とくに今、ミドルクラスのSUVが気になる。日本車でいえばマツダCX-5、日産Xトレイル、レクサスNX、新型が控えているスバル・フォレスターなどなど。欧州車もこのクラスは激戦区で、メルセデス・ベンツGLC、アウディQ3、ボルボXC60など人気モデルが揃っている。
そのなかで、お待たせ、という感じで登場したのが新型BMWX3だ。ライバルひしめくなかで「駆け抜ける喜び」をテーマに最先端テクノロジーで武装している。つい「SUV」と言ってしまうが、BMWはこのジャンルを「SAV」と呼ぶ。スポーツ・アクティビティ・ビークルで、このクラスでも前後の重量バランス50対50を強調している。
エンジンは2リッター直4ターボのガソリンとディーゼルが選べる。なかでもMスポーツの走りはアグレッシブで「お前はこの形でスポーツカーか?」と思わせる。そのたくましい走りを支えているのがヨコハマタイヤのADVANだ。純正採用タイヤはそのほかにピレリもミシュランもあり。買うときにタイヤを指定できないが、試乗会ではADVANに統一されていた。
BMWに初めて純正採用されたADVANの意気込みが感じられるので、横浜ゴムのタイヤ第2設計部・植村卓範さんにお話を聞いてみた。