2018年に成人を迎える今でもファンの多いクルマとは
新成人のみなさま、おめでとうございます! 20年前の1998年といえば郵便番号が7ケタとなったり、長野オリンピックが開催されたり、SMAPの夜空ノムコウが大ヒット。そのほか松坂大輔が甲子園決勝でノーヒットノーランを達成したりと、おじさん世代にとってはついこの間のような感覚だが、もう20年前の出来事である。
自動車業界では軽自動車の規格が改定され、現在のボディサイズとなったのが1998年の出来事。ほかにも多くの名車が登場しているが、今回はその中から3台をピックアップしてご紹介したい。
1)スバル・レガシィ(3代目)
スバルのフラッグシップであるレガシィの3代目が登場したのも1998年のこと。 セダンには現在も続く「B4」のサブネームが与えられた。モデル途中で水平対向6気筒3リッターエンジンが用意されたほか、ポルシェデザインのエアロパーツを装着した「BLITZEN」や、2002年にはSTIが手掛けたコンプリートカー「レガシィS401 STi version」が登場するなど、歴代レガシィのなかでもとくにエポックなモデルと言えるだろう。
2)日産キューブ(初代)
マーチをベースに、名前の通り立方体を模した四角いボディを被せたのがキューブ。マーチとは異なり全車1.3リッターエンジンというラインアップだったが、市場のハイトワゴン人気も手伝って若者のエントリーカーとして人気を集め、1998年の販売台数ランキングではカローラに次ぐ2位となっている。発売と同時にオーテックジャパンが手掛けるカスタムカー「ライダー」も登場している。現在では他車種にも多くラインアップされるライダーの記念すべき初採用車種がこのキューブであった。
3)マツダ・ロードスター(2代目)
1989年に登場して以来、冷え込んでいた小型オープン2シーターというジャンルに再びスポットライトを当てる立役者となったロードスターが2代目へとフルモデルチェンジを果たしたのも1998年のこと。それまでのリトラクタブルヘッドライトを廃してイメージを一新したものの、すべては初代の正常進化版といったもので、現在でも高い人気を誇っている。初代はレストアプロジェクトがスタートしたこともあって価格が上昇しており、2代目はライトウエイトスポーツの入門車としてもオススメできる1台だ。