溝が十分にあってもダメ? 劣化したスタッドレスで走るとどうなるのか (2/2ページ)

スタッドレスタイヤはケチケチせずに3シーズンくらいでの交換を

 走り方、メンテナンス、保管方法の良し悪しでかなり変わるが、とくに低い空気圧で走っていたクルマは、クラックが入りやすく、ゴムが弱っている可能性が大。溝があっても、タイヤにクラックが入っていたり、硬度が60以上のタイヤは、買い替えを検討したほうがいいだろう。

 ちなみにゴムの硬化やひび割れなどは、3シーズン以上使うと顕著になってくる。このように劣化したスタッドレスタイヤは、たとえ溝が十分残っていたとしても、雪上・氷上でのタイヤ性能はすでに半減している。

 つまり制動力、旋回性能、発進時のトラクションなどのタイヤの基本性能が、新品時の50%以下になっているということ。クラックなどは最悪バーストにもつながるので、タイヤだけは、とくにスタッドレスタイ
ヤはケチケチせずに、安全最優先で早めに取り換えることをおすすめする。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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