WEB CARTOPより新年のご挨拶

読者の皆さまに支えられ4度目の新年を迎えることができました

 新年、あけましておめでとうございます。

 WEB CARTOPは、おかげさまで、無事に4回目の新年を迎えることができました。これもひとえに、日々記事をご覧いただいております読者の皆さまに支えていただきました結果であると考えております。改めて、御礼申し上げます。

 さて、2017年は自動車業界にとって、波乱の年であったと思います。

 些細なトラブルから高速道路上で停車させられ、結果、死亡事故になるという痛ましい事件。日産、スバルの完成車検査問題。自動車にも影響のある神戸製鋼の強度改ざん問題など、簡単には受け入れ難い事件が多数起こりました。

 もちろん暗い話題だけではありません。新東名の一部区間で最高速度が110km/hに引き上げられました。日本においてこれは快挙といっていいのではないでしょうか。

 そして日本カー・オブ・ザ・イヤーに輸入車のボルボXC60が輝きました。輸入車が獲得するのは、38回の歴史の中で2度目。個人的には、国やメーカーの規模に関係なく、いいクルマが賞を獲る、そういった環境が整ったことが素晴らしく、また日本という市場において輸入車が特別ではなくなってきたことが、明るい話題だと思っています。やはり競争こそがよりよい「モノ」を生み出す、この原則は絶対ですから、きっと日本市場のクルマは、この先もっと素晴らしいものだらけになっていくのではないでしょうか。

 そういったわけで、願わくば、2018年は自動車業界、自動車社会にとって、2017年よりも、より明るい年になってほしいと思います。

 さて、私自身、年末の30日に帰省のため750kmほど走行しました。その間、もっとも気になったのは空いている高速にて、追い越し車線を走り続けるクルマの存在です。深夜に走行したのですが、制限速度の100km/hを下まわる速度、85〜90km/h程度で、右側車線を走り続け、後ろに何台もが連なり、列ができてしまっている光景をかなり見かけました。もちろん左車線は車線変更が十分可能なぐらい空いており、イライラしたクルマが車線を詰め、左側追い越しをするシーンも多数。何台かに左側追い越しをされ、やっと左に車線変更するというクルマが多いことに、交通ルールの「種類」によってはかなり軽視されていることを実感しました。

 もちろん追い越し車線を走り続けることも、左側追い越しも違反です。ですが、あえていえば、追い越しが終了し次第走行車線に戻る、というルールが守られていれば、左側追い越しは減るはず。いずれにしても、今一度交通ルールを見直してほしいと思います。

 そしてその帰省の際に、先ほど述べました、110km/hへと最高速度が引き上げられた新東名を初めて走行しましたが、じつに快適。設計速度が高いこともあり、不安に感じることもなくプラス10km/hのクルージングを楽しみました。その区間においては、見通しがいいことから、遅いクルマがいる際は早めに減速できるため、とくに遅いクルマとの速度差を不安に感じることもありませんでした。交通ルール、マナーさえ守られていれば、最高速度の引き上げによる危険は少ないのではないでしょうか? やはり皆がしっかりルールを守ることが、全員にとってより快適な自動車社会を生むのだと思います。

 最後になりますが、WEB CARTOPでは、昨年末、新たな編集部員1名を加え、3名体制になりました。今まで以上に記事を充実させて、より皆さまにとって楽しい、そして役に立つWEBメディアを目指して参りますので、今後ともWEB CARTOPをよろしくお願い申し上げます。

 2018年元日 WEB CARTOP 編集長


石田貴臣 ISHIDA TAKAOMI

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愛車
トヨタ・エスティマ(MCR30)
趣味
読書(ミステリーが主)、TVでのサッカー観戦(バルサ/PSG/アルゼンチン代表/UCL全般)、映画鑑賞
好きな有名人
リオネル・メッシ、アラン・プロスト、綾辻行人、有栖川有栖、田中 瞳

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