飲みながらの運転を禁止している地域もある
さまざまな輸入車に乗るが、ドリンクホルダーがまったくないクルマは今やなくて、プレミアムブランドのモデルでも付いている。ただし、使いにくいのは確かだ。
ちなみにドリンクホルダーは日本で発明されたとされる装備なだけに、日本車の大量設置は当たり前。使い勝手も考えすぎと言っていいほど良すぎるのかもしれないが。
輸入車のドリンクホルダーが使いにくい理由として、確固たるものはないがいくつか想定できることを挙げてみよう。
まずは意識の違い。クルマはあくまでも移動するためのもので、なかでくつろいだりするものではないということ。だから飲み物を飲みながらの”ながら運転”はしないという意識がある。
まだ、法律的にも関係していて、アメリカの一部の州では運転をしながら飲み物を飲むことを禁止しているところもあったりする。
そしてもうひとつ。自販機やコンビニがどこにでもあって、すぐに飲み物が買える国は世界的には日本ぐらいのものであるというのも関係しているだろう。
町中にお金が入った自販機が放置されていると一瞬で破壊されてしまうからというのが、海外にない理由だが、いずれにしてもドリンクホルダーの中に入れるものが簡単に手に入らなければ、ドリンクホルダーに力を入れないのも自然だろう。